駄目駄目な評価ばかりだったので覚悟して観たのですが、いいじゃないですか!
「ロボコップ3」
(1992年/フレッド・デッガー監督)
辛気臭い話はお終いだ、とばかりに一気に偏差値下げたトンデモ大活劇。
何のタメもなくルイス殉職! 巨悪だったオムニ社は日本のカネミツ商事(社長はマコ岩松だ!)に買われてただの子会社に! 日本から忍者ロボ襲来! ロボコップがレジスタンスに! しかも飛ぶ?!
もうハチャハチャです。ネオナチみたいな傭兵繰り出してやってる事はただの地上げだし。
忍者ロボは明らかに前年(91年)公開の「ターミネーター2」のT-1000がモデルだと思いますが、ロボコップはじめ「その他のロボ」との技術格差デカ過ぎ。
さすが、日本のテクノロジーは一味違います(笑)。
音楽もベイジル・ポールドゥリスが復活! この曲がなきゃロボコップじゃない。
1作目のポール・マクレーン(廃液ドロドロの人)に引き続き「ER」からCCHパウンダーが出演。
これまで現場とオムニ社の間で板ばさみになっていた警察署長が男を見せます。
『市民の事より家族の事を考えたらどうだ』
『考えてるさ。俺は家族の誇りなんだ』
どっちつかずだった2作目より断然こちらを支持します。