デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

邦題も酷いが中身も…。 団塊ボーイズ

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トラボルタもウィリアム・H・メイシーも大好きな役者さんなのですが、今回は心を込めてこの一言を。

「うわあ、つまんねえ」

団塊ボーイズ(2007年/ウォルト・ベッカー監督)

何が駄目って全然ロード・ムービーになってない。

走行シーンあれだけで海に着いてもねえ。君たち何キロ走ったんだい?

コメディとは言え、現実的問題に端を発しての旅なのに、族との抗争と和解という「なんじゃそりゃ?」なファンタジーに尺の大半を費やすとは。

本当の族と喧嘩したら「ワイルドバンチ」のエンジェルみたいにされて終わりだろ(勝手な想像ですが・・)。

ぼちぼち終わりかな?と思ったら1時間しか経ってませんでした。テンポ悪いにも程があります。

スティーヴ・ウィンウッド、AC/DC、レイナード・スキナードにオールマン・ブラザース・バンド等「いかにも」な選曲も「お前ら、この曲流れてりゃ満足だろ?」な感じで鼻につきます(ボン・ジョビはどうでもいいです)。

細かいエピソード散りばめて目的達成という「中年コメディ版ストレート・ストーリー」の線を狙えば、そこそこ心に残る話になったと思うのですが。

折角の題材なのに・・残念!