
単に好みの曲を並べているだけのサントラ屋台3連発。最終回は“まるでオリジナル曲のような嵌り具合”に耳を疑う“既製曲流用サントラ”ベストテン。
1.地獄の黙示録[ジ・エンド](ドアーズ)
風~ナパーム~ジム・モリスン…最強のオープニングです。
2.デビルズ・リジェクト[フリーバード](レイナード・スキナード)
アメリカン・ニューシネマ・ホラーのクライマックスを飾る名曲。この曲を正しく使った恐らく唯一の例(許すまじ「フォレスト・ガンプ」)。
3.ウェインズ・ワールド[ボヘミアン・ラプソディ](クイーン)
カモン、ヘッド・バンガー!
4.ゴースト・ワールド[Jaan Pehechaan Ho](Mohammed Rafi)
正確な発音は分かりません(ジャンペヘチャンフーと聞こえます)。元々はインド映画の主題歌だったようです。オープニングでこのインド映画のビデオを観ながらイーニド(ソーラ・バーチ)が踊り狂うというサブカルチャー宣誓書みたいなノリノリ(死語だな)のダンスナンバー。
5.実録・安藤昇侠道伝説/烈火[SATORI](フラワー・トラベリン・バンド)
今回、邦画は対象外のつもりだったのですが、これだけは例外。この映画のためにアルバムが30年という時が過ぎるのを待っていたんじゃないかと思える程の嵌り方です。
以下、
6.エクソシスト[チューブラー・ベルズ](マイク・オールドフィールド)
7.ブルース・ブラザース[ミニー・ザ・ムーチャー](キャブ・キャロウェイ)
8.クルージング[イッツ・ソー・イージー](ウィリー・デビル)
9.コンボイ[CONVOI](W.C.マッコール)※既製曲と言うか原作ですが…。
10.パルプ・フィクション[ミザルー](ディック・デイル)
既製曲流用と言えばタラですが、対象曲が多すぎるので、代表して「ミザルー」を。
この曲、他の人も使っていますがドンピシャに嵌ったのが「パルプ」、駄目駄目だったのが「TAXI」、サーフィン・ミュージックという意味で正しく使用したのが「チャリ・エン/フルスロットル」でした。
「キル・ビル」のアル・ハート版「グリーン・ホーネット」や、サンタ・エスメラルダ版「悲しき願い」も良かったですが、肝心の映画の出来が…。
因みにタラは、8位の「イッツ・ソー・イージー」も「デスプルーフ」で流用(の流用?)しています。
今回、クラシックは敢えて外しましたが、クラシック枠で選べば、
「2001年宇宙の旅」[ツァラトゥストラかく語りき](リヒャルト・シュトラウス)
「地獄の黙示録」[ワルキューレの騎行](ワーグナー)
「愛と哀しみのボレロ」[ボレロ](ラヴェル)
「惑星ソラリス」[我汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ](バッハ)
「ダイハード」[合唱](ベートーベン)
あたりが鉄板でしょうか(除く演奏シーン)。
さて、明日からは真面目にレビューを書こう(でも近いうち邦画版も…)。