デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

腐女子向けロマンチック・ホラー? ブラッドウルフ

イメージ 1
狼と言えば「ハウリング」「ウルフェン」「狼男アメリカン」な人にとって、“CGとモーフィングでまんま狼”という変身シーンは腰砕けだよなあ。

「ブラットウルフ」(2007年/カーチャ・フォン・ガルニエル監督)

狼族の群れの掟を破って人間に恋する美少女・・・まあ「キャット・ピープル」狼版ってトコでしょうか。

主演のアグネス・ブルックナーナスターシャ・キンスキーナターシャ・ヘンストリッジの流れを汲む“キリリ系”美少女なので、作る側も狙ってはいるのでしょう。

作品は残念ながら、ロマンスとしてもホラーとしてもアクションとしても中途半端な出来。

ルーマニアという舞台設定がかろうじて「雰囲気作り」に貢献しておりました(確かにルーマニアには狼族が棲息していそうな気がします)。

いかにもなイケメンを揃えた腐女子向けなんちゃってロマンチック・ホラーです。