老人と猫が旅して出会って。そして別れて。
「ハリーとトント」(1974年/ポール・マザースキー監督)
区画整備で住み慣れたアパートを追われた老人ハリー(アート・カーニー)は愛猫トントと旅の空。
ロード・ムービーの傑作として名高い作品ですが、ハリーの位丈高な頑迷さが鼻につくのがちっと難。
飛行機の手荷物チェックを頑なに拒否したり、長距離バスを(トントの排尿の為に)脅迫的に停めさせたり、「おっさん、わざと事態を悪い方へ持っていこうとしてるだろ?」な感じがどうにもこうにも。
アルヴィン・ストレイト(「ストレイト・ストーリー」)の真摯な頑固さとは明らかに種類が違います。
もう少しハリーを愛すべきキャラにしてくれたら、好感度うなぎ昇りの映画になったと思うのですが・・・。
にしてもトントは可愛いなあ。猫飼いたいなあ。
★ご参考
そして、ストレイト・ストーリーと言えば、