デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

あー猫飼いてえ。 ハリーとトント

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老人と猫が旅して出会って。そして別れて。

「ハリーとトント」(1974年/ポール・マザースキー監督)

区画整備で住み慣れたアパートを追われた老人ハリー(アート・カーニー)は愛猫トントと旅の空。

ロード・ムービーの傑作として名高い作品ですが、ハリーの位丈高な頑迷さが鼻につくのがちっと難。

飛行機の手荷物チェックを頑なに拒否したり、長距離バスを(トントの排尿の為に)脅迫的に停めさせたり、「おっさん、わざと事態を悪い方へ持っていこうとしてるだろ?」な感じがどうにもこうにも。

アルヴィン・ストレイト(「ストレイト・ストーリー」)の真摯な頑固さとは明らかに種類が違います。

もう少しハリーを愛すべきキャラにしてくれたら、好感度うなぎ昇りの映画になったと思うのですが・・・。

にしてもトントは可愛いなあ。猫飼いたいなあ。

 

★ご参考 

そして、ストレイト・ストーリーと言えば、