デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

総括! サラ・コナー・クロニクルズ[シーズン2]

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ジョニー・キャッシュの"The Man Comes Around"に乗ってクロマティ(T-888型ターミネーター)がFBIを殲滅し、キャメロンが大爆発に巻き込まれて終わったシーズン1。

爆発によって設定がデフォルトにリセットされ、殺人マシンに戻ったキャメロンがシャーリー・マンソンの"Samson And Delilah"に乗って大暴れという驚嘆の再起動を果たしたシーズン2。

よもやここまでグダグダな展開になろうとは・・。

ターミネーターサラ・コナー・クロニクルズ(シーズン2)」

敗因はひとつ。シーズン1の短距離走(全9話)から一気に全22話というフルマラソンにシフトした事。

間をもたせる為に、いらん登場人物、いらんエピソードがてんこ盛り。

デレクの元カノも、ジョンのガールフレンドもいらん!

クロマティは中盤から座りっぱなしでお人形遊び(なんじゃそりゃ)。

折角登場したT-1001型ターミネーター(シャーリー・マンソン)は証拠隠滅の為に工場ひとつ壊しただけで、キャメロンとのタイマンは無し(マジかよう)。

当然、キャメロンの見せ場も限りなくゼロ。

話は遅々として進まず、狭い所を行ったり来たり。これで視聴率上がったら奇跡です。

ラストは、キャメロンとの融合(?)を果たし時空の彼方に消えたT-888を追ったジョン(とT-1001)が審判の日を飛び越えるという大風呂敷(ヤケクソ?)。

謎の累積赤字は自己破産寸前。にもかかわらず、シーズン3は無し(製作中止?)。

それが答えなんでしょうねえ。惜しいなあ。

※関連:「戦う熟女+マシン美少女。サラ・コナー・クロニクルズ
     →2009年6月29日
     「画期的殺戮。サラ・コナー・クロニクルズ/シーズン1最終回」
     →2009年8月14日
     「再起動!サラ・コナー・クロニクルズ/シーズン2第1話」
     →2009年10月24日