クロエ・グレース・モレッツ版キャリー特報解禁! 若松!
クロエ・グレース・モレッツ主演によるリメイク版「キャリー」の特報が公開されました。
ビル群夜景の俯瞰。手前に景気良く炎上している建物。
通りに沿ってあちこちから出火、黒煙が噴出しています。
そのまま滑走路に着陸するようにカメラが降下。道路脇には大破した車が。
更に進むと紅蓮の炎を背負った人影。少女?
一気に寄ると俯いていた少女が顔をあげてその表情が明らかに。
僅か59秒の短いものですが、特報としてのインパクトは及第点でしょう。
ただ、派手さの印象が大きく、また、クロエの表情から“怒りすら超越した哀しみ”を読み取る事ができないのが残念。
シシー・スペイセクの“眼差し”は、ちょっとやそっとで真似できるものではないようです(キャリーは怒りの映画じゃないぞ)。
※映像を観たい人はこちら→http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=OLLsrZwJrBk
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若松孝二監督がお亡くなりになりました。タクシーに撥ねられて…。
10月17日23時5分。76歳。
事故が起きたのは10月12日夜。意識もあって命に別状無しとのアナウンスがあったにも関わらず、17日病院で容態急変(後日、若松プロが「事故直後から意識不明だった」とコメント。誤報だったのか…)。
次回作は「東電と本気で喧嘩をする」原発映画…のはずでしたが。
思想的に尖がっていたのは周知の事実ですし、好き嫌いの分かれる監督ではありますが、広告屋が金を出すヘナチョコな邦画に比べれば遥かに“噛み応え”のある(美味い不味いは別問題)作品を生み出す事のできる人でした。
ここにきてやたら精力的に新作連発していたのに残念です。ご冥福をお祈りいたします。
※参考:「エロスの果てのタナトス。胎児が密猟する時/犯された白衣」
→2010年1月14日
「そこは狂人製造機。 壁の中の秘事」→2010年2月21日
「総括せよ!実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」
→2010年2月25日
「批判なき自虐。エロティックな関係」→2012年4月14日
※嗚呼、シルビア・クリステルまで。脳卒中。60歳。エマニエルよ、永遠に。