3連休特別企画(個人的不測の事態により1日ずれましたが)「誰が払うか、そんな金」シリーズ最終回。
本国の麦芽税に対し「誰が払うか、そんな金」スピリッツを発揮した蒸留業者は、アメリカ内地に深く潜行してウイスキー造りを開始します。
「この土地は麦よりもとうもろこしの方がええんでねえべか」
「んだんだ。コーンで酒造ってみるべえ」
「よし、蒸留終わったぞ。次はオークで樽作るべ」
「おい、ここオークの木生えちょらんぞ」
「え、マジかいや、参ったのう」
「おーい、港から来たこの樽、オークでねーか?」
「おお、そうだそうだ、これ使うべ。う、生臭!」
「あ、これ魚入ってたんだわ」
「こりゃこのままじゃ使えねーぞ」
「内側、焼いちまったらどうだべ」
「そりゃナイス・アイディアたべ」
という会話があったかどうか知りませんが、とうもろこしを発酵・蒸留して内側を焼いたオーク樽で熟成させる新しいウイスキーが誕生しました。
かの地は、独立戦争に於けるフランスのブルボン朝の貢献に敬意を表してブルボン・カウンティーと名づけられました。
BOURBON、英語読みするとバーボンになります。
ケンタッキー州バーボン郡。
フロンティア・スピリッツのお酒です。
バーボンが登場する映画は多々ありますが、印象深い1本と言えば「ハスラー」(写真2枚目)でしょうか。ストレート・バーボンと紫煙・・今は何かと撮りにくくなったオトナの映画です。