
ホラーの定番小道具、鏡。
アメリカの場合、洗面所の小物入れのドアが鏡になっているので、開け閉めというアクションが加わり、より効果的なショックシーンを演出することが可能です。
ホラーで洗面所に入るだけで身構えますからね。「来るぞ、来るぞ…(キター!)」
そんな恐怖映画における鏡の効能ランキングが発表されました。
「恐怖映画の“鏡”ベスト25(25 Evil Movie Mirrors)」(英国TOTALFILM)
1位は「Oculus (2014)」。本年4月全米公開の最新作が1位ってのはいささか作為的なものを感じますが(ステマ?)、とりあえず大人の対応で受け流し(笑)。
2位は「夢の中の恐怖(1945)」、3位は「キャンディマン」。
以下、好みのものを拾っていくと、
14位「ファンタズム」。小僧!(Boy!)は醒めない悪夢の合言葉。

鏡の使い方を無理やりパターン化してみると、
1.映っているはずの無いもの(orさっきまでいなかったもの)が映っている。
2.鏡の向こう側に別の世界がある(鏡の中と外で別の動きをしている)。
3.凶器として利用する(破片が飛んでくる、叩きつけられる、など)。
4.その他。
とかになりそうですが、印象に残るのは「4.その他」。単発的なショック描写とは一味違う扱いや演出がされた時、ただの小道具が立派な仕掛けに生まれ変わります。
決して鏡に向かって唱えてはいけない言葉「キャンディマン(×5)」、伸ばした手の先にあるのは鏡かそれとも暗黒の世界か(「パラダイム」↓)。

ホラー映画で鏡と言えば何はさておき「サスペリアPart2」ですが、残念ながら選外。
これが入ってないのはかなり心外。1位でもおかしくないと思います。
あとは「フェノミナ」(アルジェントばっかりだ!)。屋敷内全ての鏡にかけられた覆い。その理由とは…。

怖いけど覗きたい…ホラーの在り方を代弁するようなアイテムです。


STOP PRESS!! ロビン・ウィリアムズ自殺!!
ロビン・ウィリアムズさんがお亡くなりになりました。
8月11日、カリフォルニアの自宅で。
(死因は調査中ですが恐らく)自殺。63歳。
最近は重度の鬱病だったとの事。
ご冥福をお祈り申し上げます。