![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190828/20190828034302.jpg)
シャツの青、ホットパンツや自家発電機の赤、咲き乱れる向日葵の黄色、そして慄くマリリン・バーンズの瞳の緑…。
こんなにも色彩に溢れた映画だったのか。
「悪魔のいけにえ 公開40周年記念版」
(1974年/トビー・フーバー監督)
リマスター版のDVDが出た時も『お前のズボンってそんな柄が入っていたのか!?』的な発見が随所にありましたが、今回は色の主張が半端ありません。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190828/20190828034305.jpg)
元が16mmだったとは到底思えない再現力。
これまでは、16mmのガサガサした手触りとくすんだ色合いがどこか地下ビデオ的なドキュメンタリー性を後押ししていたのですが、発色が良くなることで印象ががらりと変わってしまいました。
タチの悪い冗談色が強くなり、「悪魔のいけにえ2」に半歩近づいたような気がします。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190828/20190828034309.jpg)
私が本作で一番好きなシーンは、3人目の犠牲者が出た直後。
『なんで今日に限ってこんなにお客が来るんだ? しかも勝手に家の中入ってくるし…誰だよお前ら』
な感じでパニックになったレザーフェイスがカーテン開けて周り見渡し、窓辺に腰かけて『何がどうなっているんだ…』と途方に暮れるところ。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190828/20190828034314.jpg)
レザーフェイスにしてみれば、知らない人が次から次に入ってきて仕方なく屠っていただけですから、錯乱して当然です。
きっとこの日は、彼にとっても厄日だったのでしょう。
★多分、曼荼羅畑最多登場シリーズでは?