
深海パニックホラーを期待していたのですが、深海ちょろっとであと室内。どんよりどよどよなジメっとホラーでした。
「リバイアサンX 深海からの襲来」
(2016年/スチュワート・スパーク監督)
深海用潜水服で潜ってみたら、蛸系の巨大生物がこんにちは。

熱い抱擁(触手プレイ)で潜水服損壊。引き上げられたらボンベの中には卵のようなものが詰まっておりました。
こっそり持ち帰ったら自宅で孵化。あら可愛い。この子は私が育てるわ。まずは食糧の確保ね。何食べるのかしらこの子…。

試行錯誤の結果、人間の血肉と判明。
肩すかし感はユズナの「シー・トレマーズ」を思わせますが、手触りはイザベル・アジャーニの「ポゼッション」(1981)が近いかも。
クリーチャーにせっせと食料(犠牲者)を与える様子は「ヘル・レイザー」か。
深海で蛸…これじゃクトゥルフだなぁと思っていたら主人公の出身大学がミスカトニック。何だそのまんまか(笑)。

もう完全にクトゥルフ。
ちょっと「WXⅢ」を思わせるラストまで全編曇天、じめっと爽やかな明度も彩度もぐぐっと抑えたイギリス映画でした。