ようやく着いた一駅目「東吾野」。
ホームで静留らを出迎えたのは、頭にキノコを生やした住民たち。
とても穏やか。すごく親切。
『是非、培養…あいえ静養されていかれては如何です?』
あーここヤバイ所じゃん。
「終末トレインどこへいく?/第3話・ショートでハッピーイージーに」(2024年4月15日TOKYO MX放送/臼井貴彦演出)
歓待される静留たち。宿泊費無しで宿も提供してくれるという。
リーダー格のマツタケイコさんに案内されたのはしっかりした作りの和風家屋。
『特にミストサウナがお薦めですよ。お薦めと言うより…絶対ですから』
あーこれ「注文の多い料理店」じゃん。怪しいの佃煮。
体内アラームを感じ取ったのは最年少の東雲晶ただひとり。
晶以外の3人は嬉々としてミストサウナに。
あがってみればキノコ料理のフルコース。振り向けばこちらを見つめる住民の影。
晶が不審を訴えても他の3人は能天気お気楽みんないい人ごはん美味しい。
『呑気すぎる…』
深夜。秋田犬のポチさんお供におトイレに(何故か母屋から離れた屋外にある)。
途中、マツタさんら住民の話し声が耳に…。
『やっぱり外の奴らは馬鹿だなあ』
『疑いもしない』
『まんまと言いなりだ』
『一気にヤッてしまおう』
やっぱり…危機感を訴えるも「夢でも」「陰謀論かよ」で相手にされず(SFホラーの定石ですね。ただひとり真相を知った者がいるが信用されない)。
ミストサウナとキノコ料理で洗脳が進んでいたのかもしれませんが、ここまで馬鹿だとさすがにイラっとします。
朝になると僅か一晩で電車側面にゴーヤーの蔓がびっしりと。
それをおぞましいものを見る目つきで慄くマツタさんたち。
『そもそも直射日光なんて、全生物にとって悪影響しかないでしょう!このように高温と陽当たりを好むものがいるから、世界はおかしくなったのです!』
やがて晶を除く3人の頭にもキノコが…。
池袋という行先も、行方不明の葉香に遭うという目的も全てが曖昧模糊とした無気力の中に埋没していく3人。
ホームには住民が大挙して(「ボディスナッチャー」だ!)。
キノコになれば、不安も恐れも怒りもなくなる。
『キノコは悩まない』
『キノコは苦しまない』
『キノコは考えない』
『みんなキノコになりなよ』
いやはや「マタンゴ」だ。
東吾野の選択。こんな夢も希望もない世界で何10年も生きるより、キノコになってハッピーヒッピー&ヒッキーで1~2年で死ぬ方が断然いい。
自らの意思でそうなったのか、そうなってしまったからそう思えるようになったのか。
晶の孤軍奮闘で何とか正気を取り戻して再び電車を動かす事が出来た静留ら。
今回は晶の好感度が青天井になった回でした。マツタケイコさんとの別れ際、ちゃんと食料提供に対するお礼を言う所とかズキュンバキュンです。
最後にお尻に違和感を覚える晶でしたが、果たして晶のお尻に何があった(生えた?)のでしょう(良かったなぁ、前じゃなくて)。
頑張った晶のサービスショット。
さて、アニメでキノコはやさぐれのメタファー。緊急企画「やさぐれキノコ女選手権」(2人しかいないから頂上決戦か)。
まずは「ゾンビラントサガ」紺野純子。
ただでさえ「腐って」いるのに、キノコまで。
続いて「女神寮の寮母くん」早乙女あてな。
彼女の場合「生食可」(せれね限定かもしれませんが)という特典付き。
あとキノコと言えば「ドロヘドロ」煙(えん)。
直撃すれば生物・非生物を問わず、対象を一瞬でキノコと化して無力化するという規格外の魔法使い(※可愛くないので画像は割愛)。
そうそう、キノコで忘れてはならないのがこちら。
味わい深いですねえ、キノコ。
☜ランキング投票です。晶に生えたキノコを食べたい方はワンポチを。