『体育なんかクソ喰らえだ。ガキは校庭も走らねえ。ムカつくんで新聞に載ってやった』
同僚と仮病をつかってスーパーボウル観戦、日頃の鬱憤晴らしに中指ポーズで新聞掲載。
罰としてBD(行動障害)の男女5名を引率して「結束を学ばせる」ための課外授業へ行く事になったスチャラカ教員グーチ(スティーヴン・チェイス)。
目的地まではスクールバスで。運転手は如何にも風采の上がらない中年男ジョー・スマイス(スティーヴ・ダロン)
途中で行先もプログラムも変わってしまいますが、生徒5人はその身をもって「結束」を学ぶことになります。
正しい大人の結束を教えてくれるのは、
「バスドライバー 史上最強の運転手」(2016年/ブライアン・ハーズリンガー監督)
途中で牛(?)の骨踏み抜いて景気よくパンク。レッカー呼ぼうにも電波届かず。
近所の民家で電話借りようとしたら、離れが覚醒剤精製工場。
向こうもバレちゃ困るんで、優しい素振り。黙ってお別れできれば良かったのですが、それじゃ話が終わってしまうので工場が爆発したのを合図に残念無念の銃撃戦突入。
不幸担当の引率グーチ右足被弾。
気勢を制して突破口を作ったのは…バスドライバー。
おっと、あなたはひょっとして元特殊工作隊の過去を持つ「沈黙の」バスドライバー?(ダイタイアッテル)。
『スティーヴン・シガールの映画か?』
『セガールだ』
ひとつイベントが起きるたびにちょっとだけ時間を巻き戻して視点替え、何が起きたのか説明するウルトラ低予算「バンテージ・ポイント」方式。
ジョーの指導の下、戦いの中で「チームワーク」(誰にでも役割がある事)を学んでいく生徒たち。
『俺の乗客は守る。一人残らず』
ラストにロバート・フォスターがサービスカメオでゲスト出演。
覚醒剤グループの女ボス、ディラン役のホリー・エリッサはセガールの「雷神RAIJIN」に、ディランのパートナー、ジェイス役のマイケル・ベイリー・スミスは「ヒルズ・ハブ・アイズ」シリーズや「ジーパーズ 恐怖の都市伝説」なんかに出演しています。
安い(特に爆発CGは激安)ながらも楽しめる作品でありました。
★ご参考
★本日のTV放送❶【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】
★本日のTV放送❷【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】