デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【帰って来たジグソウ】SAW X(の予告編)【三輪車ビリーも12年ぶり再生産】

『君たちは私を治療するふりをした。しかし、私が君たちの為に用意したのはふりではない。とても現実的なものだ。用意していないのは麻酔薬だけだよ』

仕切り直した最新作「ソウ スパイラル」は個人的には残念の佃煮でした。

流石にもう「ソウ」シリーズは幕だろう、と思いましたがどっこい生きておりました。

しかも御大トビン・ベル(ジョン・クレイマー/ジグソウ)まで墓から復活。

『弾ぁまだ残っちょるがよう』

ロスタイム開始です。

 

「SAW X(の予告編)」(2023年/ケヴィン・グルタート監督)

 

今回の時間軸は「ソウ」と「ソウ2」の間。「ソウ」が2004年、「ソウ2」が2005年なので、トビン・ベルはざっくり18年くらい年齢のサバを読むわけですが、この人、元々顔立ちが年齢不詳だから、特に違和感はないと思います。

主治医も匙を投げる末期癌(脳腫瘍)に冒されているジョンは、危険かつ実験的な施術を受けるためメキシコへ。

見るからに有能そうな医師たちが自信満々に手術。


が、しかし。戻ってびっくり玉手箱。

腫瘍は取り除かれるどころか、元気いっぱい増殖しておりました。

この治療プランそのものが、余命僅かな人間から大金をだまし取るための詐欺プログラムだったのです。

よりによって最も騙してはいけない人間を最悪の方法で騙したわけで、この時点で彼らが生き残る可能性は限りなくゼロなわけですが、はたしてジグソウさんは、生き残りの可能性を用意してくださっているのでしょうか。


社会的正義とか贖罪と更生の機会といった要素が非常に少なく見えるジョンの極めて個人的な制裁の幕明けです。


今回は動機が明確なので、これまでのような「何故自分が(こんな目に)?」とか「人選の基準(相互の関係性)は?」とかの謎解き(種明かし)要素は薄くなりますが、感情移入がしやすい分、カタルシスは味わえるかもしれません。

★予告編はこちら。


復活と言えば、3輪車に跨ったキュートな人形「ソウ SAW/ビリー パペット with トライサイクル 12インチ フィギュア」が12年ぶりに再生産されます(メーカーはネカ。ブラシュアップバージョンだそうです)。


左は「SAW X」に登場するビリーくん。


本体には映画で使用されたBGMが流れる音声ギミックも内蔵しているそうです。

「ソウX」の全米公開は9月29日。

「ソウ SAW/ビリー パペット with トライサイクル 12インチ フィギュア」は税込み24,750円で2023年12月発売予定。


例によって変なインパクトだけは強烈な「SAW X」のティーザーポスター👆。

 

★残念無双だった仕切り直し直近作

★最初はこれが仕切り直し作だと思っていたのですが…。

 

 

 

ランキング投票です。まだやるのかよ!?と思いつつ、何となく観てしまう方はワンポチを。

 

 

 

★本日8月5日はリチャード・バートン(1925~1984)の命日。

印象一番は「エクソシスト2」ですが、今回は男子必携の教科書と、ダミアン母リー・レミックと共演した異色のオカルトものを。

★本日のTV放送❶【19:00~BS日テレ

★本日のTV放送❷【26:45~テレビ東京/サタ☆シネ】