『ハロラン警部を呼べ。
17分以内に奴が来ないと5人の人間が死ぬ事になる。
今すぐハロランを連れて来い!』
Detective Halloran.
Detective Halloran.
If he's not here in 17 minutes, five people are going to die.
Get Halloran here, now!
ジグソウが死んで10年。再びゲームの開始が宣言されました。
「ジグソウ:ソウ・レガシー」
(2017年/マイケル&ピーター・スピエリッグ監督)
景気の良いカーチェイスからの捕り物劇、一瞬、あれ?観るもの間違えたかな、と思いましたが、これが新たなるゲームのプレリュード。
遠く離れた農家の一室で鎖に繋がれた5人の男女。そして始まる脱落=死のゲーム。
グダグダを極めて終わったシリーズが再起動。リメイクではないので、“10年前にジグソウ死亡”が与件。
ジグソウ登場のトリックがひとつの見せ場になるわけですが、ここいら辺はシリーズを通して観てきた人なら容易に想像がつくでしょう。
一気に魅せるテンポは持っているので、鑑賞中のストレスは少ないですが、後から思うと…なシーンがひとつふたつみっつよっつ(笑)。
確率が高いとは言えない偶然に頼っているところが多々あり、「おいおい、もしあそこで○○が××しちゃったら(もしくはしなかったら)どうするつもりだったんだ?」な箇所が多く、大掛かりな割にゲームの完成度が高くないのがちと不満。
あと、〆の決め台詞があれじゃなかったのは拍子抜け。
さて、ここを起点とした新シリーズって出来るんでしょうか。