デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【絶対、叫んでいただろ?】F.L.E.D./フレッド【ヒャッハー!って】

絶対、心の中で「ヒャッハー!」って叫んでいただろ、フィッシュバーン。

左手にBeretta 92FS、右手にSmith & Wesson 5906(※)握りしめ、バルコニーのガラスドアけ破って二丁拳銃乱れ撃ち。


道路のド真ん中に仁王立ちして、追手の車をベレッタ一丁で返り討ち(タイトル画像)。

この快感が忘れられなくて「マトリックス」の仕事受けたんじゃないの?

※imfdbには「5906」と記載されていたので踏襲しましたが、5906はオールステンレススチールのはずなので、「5904」が正解なんじゃないかと思うのですが、どうでしょう。


左:5904 中央:5906 右:作中の銃

「F.L.E.D./フレッド」(1996年/ケヴィン・フックス監督)

原題は「FLED(逃亡する)」。何故、略称を示す「F.L.E.D.」になったのかは不明(何の略だよ。フライング・レッグ・エクストリーム・ドロップとかか?)。

WOWOW放送時のタイトルは「脱獄者/手錠のままの逃亡」(←芸が無いにも程がある)

ジョージア州。囚人の野外作業現場(ほぼ100%近い確率で脱獄の前振り)。

揉め事起こして手錠で繋がれたドッジ(スティーヴン・ボールドウィン)とバイパー(ローレンス・フィッシュバーン)。

ここで別の囚人が看守の銃(Ithaca 37)を奪って乱射。看守蜂の巣、バスガス爆発。


騒乱の中、バイパーに引きずられるように脱獄をキメてしまったドッジ。お約束中のお約束「手錠のまゝの脱獄」。

ドッヂを逮捕したギブソン刑事(ウィル・パットン)の疑問。

ドッジの罪は電話会社への不正アクセス。刑期もあと数か月。脱走を企てる理由がない。

それに野外作業は重犯罪者限定のはず。誰がドッジを野外に? 司法長官?

現場には「空砲」を示す黄色いテープが貼られたマガジンが。


これって元々は偽装脱獄だったんじゃね?

という色々と裏のあるサスペンスですが、基本は軽快バディ・アクション。


ドッジが映画好きで会話に次々小ネタを挟んできます。

バイクマニアでもあるので、終盤はバイクチェイスも。


これと同じ構図、最近どこかで観たなぁと思ったらこれ👇でした。


シン・仮面ライダー

サルマ・ハエックが、二人の逃亡を手助けする元・刑事の妻役で華を添えています。

 

★日本で手錠のまゝの脱獄と言えば…

 

 

 

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★本日10月28日はプリティ・ウーマンジュリア・ロバーツの誕生日(おめでとうございます!)

プリティ・ウーマン」と同年の若手オールスター作品をどうぞ。