『あのパンツも、そのリップクリームも実は全部…俺の私物だ!』
その言い訳はカミングアウト。
普通なら潮干狩りが出来るくらい引くところですが、何故か風紀委員長は1歩も2歩も踏み込んで来て…。
「おくさまが生徒会長!/第7話・こそこそ生徒会長|第8話・副会長と保健室の悪魔2匹|第9話・生徒会長と賄賂と暴露」(2015年8-9月放送/古川博之監督)
生徒会副会長・和泉(と生徒会長・若菜羽衣)が同居以上同棲未満で暮らしているマンションの隣室に風紀委員・三隅 倫の姉にして和泉らの通う高校の養護教諭・慧が越して来た!
巨乳姉妹だ!
お片付け要員で倫も数日泊まると言う。ヤバイなんてもんじゃない。
なんとか会長の存在を隠蔽しなければなりませんが、何故か存在を消されたくない会長は倫の目につくところに「女の痕跡」を次々と。
あがり込んで来た倫の前から背後から無言のアピール。
咄嗟に抱え込んでトイレに連れ込みますが、膝の上でグラインドされて…互いに無言で(サイレントなんとかって奴ですな)。
倫は居間でパンツ、洗面所でリップという動かぬ証拠を発見。独り暮らしをいい事に女を連れ込み不純異性交遊…これは学校に報告…されたら一大事。
つい口走った台詞が、冒頭の
『あのパンツも、そのリップクリームも実は全部…俺の私物だ!』
つまり、全ては自身の女装願望を満たすための小道具だ、と。
「秘密を共有することで相手を共犯者にして沈黙を強いる」作戦ですが…。
確かに倫は学校に対しては沈黙を守りましたが、姉・慧には一切隠すことなく全暴露。
どうも風紀委員の倫と違い、慧の方は性に関するネジとかタガとかが緩んだり外れたりしているようで、試験勉強のし過ぎで足元ふらついていた和泉を「女装欲求が満たされないための悶々睡眠不足」と判断。保健室のベッドに寝かしつけると騎乗位グラインドしながら女装メイクのお手伝い。
『眠っていていいぞ。目覚めた暁には女装力も満たしていることだろう』
和泉の下半身が反応しているのに気づくと、上からあれこれ押し付け更に…となった所で倫がSTOP!
『学校で何いやらしい事してるの!?』
『じゃ後はお前がやれ。私はウィッグでも取って来る』
普通なら潮干狩りができるくらい引く状況ですが(以下略)
『さ、こっち向いて。メイクしてあげる』
何の歓びに目覚めた三隈。顔をいぢられる気持ち良さと睡眠不足で眠りに落ちた和泉。完成したのは倫も見とれる完璧女装。
慧は「仕上げ」として自らの下着を履かせようとしますが、これも倫がSTOP!
『じゃお前のを履かせてやれ』
普通なら潮干狩りが(以下略)
『か、感謝しなさいよね、あなたのためなんだから』
何をどう納得するとそういう結論に落ち着くのか。あと、履かせるためには脱がさなければならないという事実には思い至らないのか。
結局は「思いの外可愛いから」(和泉を)「性欲処理に使おうとした」慧を止めようとした倫を「なんだ混ざりたいのか」と慧が引っ張り込み、その勢いで目覚めてノーパン倫のスカートの中を至近距離で凝視した和泉に倫が踵落としを喰らわせて一件落着(いや何も解決していないか…)。
更に翌日、和泉を屋上に呼び出した倫。「男一人では買いにくいだろうから」と新品パンツをプレゼント。何のスイッチが入ってしまったんだ倫?
この「逢瀬」が会長の耳にも入り、「使用済みに対抗するには脱ぎたてしかない」と路地裏で「脱がしてくれるまで一歩もここを動かない!」宣言。
仕方なく脱がして顔を埋め(る必要がどこにあるんだ和泉くん?)。
倫の新品と会長の脱ぎたて。2枚のパンツを前にして思案に耽る和泉くんでした。
完全に和泉くんに惹かれて暴走状態になっている倫が実にいい感じ。
1期最終3話は明日。
☜ランキング投票です。やっぱ新品より脱ぎたてだよな、という方はワンポチを。
★本日4月8日は桃井かおり姐さんの誕生日(おめでとうございます!)
個性満開なキャラクターを演出家が使いこなせず、残念無双な結果になってしまう事も多々ありますが、今回はアタリもハズレも飲み込んでこの3本を。
※代表作はやはり「浮浪雲」のかめさんでしょうか。