デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【吸血鬼ハンターは】よふかしのうた Season2 ♯7-8【ナズナの最初の眷属候補】

『先輩、あたしの眷属にならないか?』

(!?)

『すべてを捨ててあたしに恋をしろ。そしたら、ずっと一緒にいてやるよ』

ナズナとコウが向かった次の「ナズナの自分(記憶)探し」場所は夜の高校(小森工業高等学校)。

昼は全日、夜は定時。定時の教鞭をとっているのは吸血鬼仲間の平田ニコ。

10年前、ナズナは(ヒマだから、という理由で)ここの夜間に通っておりました。

そして昼の全日制にはちょっと変わった女子高生・目代キョウコが。

彼女はナズナの(カブラを除けば)最初のともだち。そして、最初の眷属候補。

「よふかしのうたSeason2/第7夜・七草さん馬鹿だから|第8夜・先輩が初めてっすよ」(2025年8月15日・22日フジテレビ放送/三好なお他演出)

侵入時はまだ定時制が授業中。吸血鬼の弱点に関する情報と侵入意図を聞いたニコの計らいで二人(吸血鬼歴30年以上の女と、絶賛不登校中の中学生男子)は(不審者にならないよう)生徒として授業に参加。

コミュ障なナズナを尻目にコウは久しく封印していた特殊スキル「優等生」を開放して流れるような自己紹介。一躍、クラスの人気者に。


質問攻めから解放され「静かな場所」を探していたコウが辿り着いたのは、文芸部の部室。本棚には書籍と並んで文芸部の部誌が。

小説でも詩でもなく「日記」をつけている部員が。見るともなしに眺めていたら飛び込んで来た単語「七草ナズナ」。


部員の名前は目代キョウコ。昼の授業を受けた後、帰宅したくない目代は文芸部の部室でひとり読書を(読んでいるのは勿論「探偵小説」)。

ここでニコの授業が面白くなくてバックレ&徘徊していたナズナと遭遇。お互い変な奴という認識から友人に。

ナズナは毎夜、授業サボって文芸部へ。

『やあ、こんばんは七草。そろそろ来る頃だと思っていたよ』

それは“見通す探偵”鶯餡子のキメ台詞。


探偵小説に感化された二人は、キョウコの父親の浮気調査に。

父の部屋の机を開けたら、自分がプレゼントしたライターが未使用状態で。

『私があげたものは使いたくなかったのかな…』

PCのパスワードはキョウコの誕生日、唯一の画像ファイルの中身はキョウコの成長記録。見つかるのは「愛されていた」形跡ばかり。

ならばと、父親が務めている会社の前の喫茶店で張り込んでいたら、何と父親本人がご入店。

咄嗟にテーブルの下に隠れたら何かいい眺め。


おい、ちょっと場所替われキョウコ。

携帯メール確認して店を出た父はタクシー拾って車で移動。キョウコは精算中なので咄嗟に加速装置で追跡したら途中でナズナと同じ速さの「何か」と激突。


ビリヤードのように(雑居ビルの路地裏に)弾き飛ばされたナズナは、ビルの狭間に爪を立ててブレーキ。何だ、今の奴は…!?

追跡は諦めてキョウコの元へ。掌血まみれのナズナにびっくり(タクシー追いかけたらコケた、と言い訳)したキョウコは薬買ってネカフェへ。しかし…。

『傷が…もうほとんど治ってる…!?』


ナズナから「どうも自分は人間ではないらしい」と打ち明けられたキョウコ。朝帰りで家に戻れば、母咎めず、父おらず。

「どうやら自分は必要な人間ではないらしい」と気づいたキョウコ。友達作りが下手で家が大好きだったキョウコにとって、家族からの存在否定は死刑宣告。

『七草…私はどうしたらいい?…助けて』

思わず抱きしめたナズナが、

『先輩、あたしの眷属にならないか?』


初めてナズナに血を吸われ(まだ恋をしていないから吸血鬼にはなれない)、人を捨てる決心をしたキョウコが家に戻ると、悔い改めた父と、父を赦し受け入れた母とキョウコ18歳の誕生日を祝うバースデーケーキが…。

何だよ、これ。あたしの決心は一体…。


そう言えば、あたしのあげたライターは使ってくれないの?
 
理由はもったいなくて、使うのが惜しくて。

キョウコに着火してもらって一服…あれ、いつもと味が違う。新しいのは…

手がライターに触れた瞬間、突然襲って来た苦痛。取り落としたライターをキョウコが拾って父の手に…。

激しくキョウコを突き飛ばした父、割って入った母の首筋に歯を立てると血液一気吸い。


『おかしいな、今までを飲みたいと思った事なんか一度もないのに…』

馬乗りになってキョウコの血も吸おうとする父。ライターを拾って押し付けると悶死。

七草ナズナが言っていた。吸血鬼になる方法はひとつ。相手に恋をする事。つまり、父の浮気相手は吸血鬼だ

そして、今分かった。吸血鬼の弱点は人間時代の思い入れ深い私物だ。

吸血鬼にはならない。家族を奪った吸血鬼は殺す。ひとり残らず。

父の形見はライターと丸メガネ。

吸血鬼ハンター、鶯餡子誕生の瞬間です。

おまけ


アニメでは一瞬映っただけでしたが、夜間高校には恋に恋するメルヘン少女・越後リラがおりました。

突然のミステリアス転校生、夜守コウを自分にとっての王子様と認識したリラはコウに激しくアプローチ。


リラは現在、唯一の文芸部員。目代キョウコに関するヒントがあるかもしれない部室に入るには彼女を懐柔する必要がある…ので、コウはリラのアプローチを受け入れ、彼氏彼女の関係に。

部誌読破3周しているリラは目代キョウコの日記が掲載されている部誌の号数を言い当て、コウは難なくキョウコの日記に辿り着ける、という流れだったのですが、ここフィーチャーしちゃうと尺取っちゃう上にキョウコの話が薄くなってしまうという事でカットになったんじゃないかと思います。

良いキャラではあったので、登場シーンを原作から拾っておきます。


来週から始まる「ハロウィン・ナイト編」でも出番はあるはずなのですが、リラ抜きでいくのかなぁ。

 

 

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