デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【普通に生きるってのは】よふかしのうた Season2 ♯12(最終回)【難しいね】

『夜守くん…普通に生きるってのは…難しいね』

吸血鬼から夜と食料を奪い、10年かけて餓死させる、という探偵さん(鶯餡子こと目代キョウコ)の壮大な「絵に描いた餅」計画は当然ながら失敗。

キョウコの自殺を止めようとした夜守くんのどてっ腹にマグナムで風穴あけるという不測のおまけで幕を閉じましたが、夜守の銃創は一夜にして完治。

肉体の秘密を解き明かすべく「吸血鬼の専門家」キョウコを呼び出したら、僅かのアルコールでベロった挙句、セクハラお姉さんと化して轟沈。


その酔っぱらいを担いで家路を辿るところから最終回スタート。

「よふかしのうた Season2/第12話・Call of the Night」(2025年9月19日フジテレビ放送/三好なお演出)

着いたのはナズナの部屋。ナズナは(金に釣られて)お水の買い出しに(いや水道水でいいだろ、という突っ込みは無しだ)、夜守くんは添い寝担当の人身御供に。


まずは夜守くんがこれまでの経緯を自分語り。大人は子供とは違う存在だと思っていたけどちゃんと自分たちの延長線にいた。

『探偵さんは自分が大人になったなってタイミングはありました?』

歳を重ねるたけでは大人にはなれない。そこに至るまでに必要なこと、成功や失敗、人、仕事、会社、友達、恋愛、自分はそれらを何ひとつ知らない。

吸血鬼を憎むことを生きる目的にして来たが、それがなくなってしまった。

だから、人間らしく…普通の生活をしてみようと思った。でも…

『夜守くん…普通に生きるってのは…難しいね』


目的地のない思考はいつも現状への不満に行き着く。なんでこんなことやってるんだろう? この10年ってなんだったんだろう?

『全部無駄だったのかなあ…』

あやすように抱き寄せて背中を叩いてやる夜守。

何を決意した夜守?


泣きながら寝入ったキョウコを置いて夜守は戻って来たナズナを促して外へ。

ここから先はアニオリ。二人が向かったのは小繁縷ミドリが働いているメイド喫茶。手が足りていなかったのでナズナは速攻着替えさせられてヘルプ要員に。


何故か客のビールを奪って上機嫌なナズナ

『案外、メイド業に向いているのかもしれまてんな』

店にはミドリの眷属・LG(LoveGreen)さんが(ナイス人選)。

『この仕事の向き不向きってどういうところなんですか?』

『ふむ。それはGood Questionでつ』

(…沈黙)

『え?…あれ?』

『Good Questionに必ずしもGood Answerが返って来るとは限らないわけでして…』


どこかで使ってみたい見事な返し。関係ないですがボトムズ予告の「飢えたる者は常に問い、答えの中にはいつも罠」を思い出しました。

店がはけたらいつもの吸血鬼屋上カフェ。手土産はLGさん差し入れのシャンパン。

1本はドンペリですね。それも1980年Vintage。もう1本はEMBLEMっぽい。こっちも80th Anniversaryとか書いてあります(ものすげー金額だと思います)。

『供物って言ってたよ』

ほとんどホストに貢ぐ有閑マダムですなLGさん。

乾杯、そして(遅れてきたカブラも交えて)純愛談義(眷属との馴れ初めがどれほど純愛であったか熱く自慢する)。


その穏やかな時間は探偵さんが消し去ろうとしていたもの。

(俺はこれが残って良かったと思っているだろうか?)

夜守の望み、それは、

『探偵さんのお父さんを変えた吸血鬼に会いたい。話が聞きたい。
探偵さんの10年が無駄だったって思いたくないんだ。俺が

てっきりこの流れからキョウコの家族を壊した吸血鬼の名が明かされ、3期の告知に雪崩れ込むものと思っていたのですが、そこはふわっともやっと誤魔化されてしまいました。

最後に1期ED「よふかしのうた」が。2期の最後に1期の歌はある種「お約束」ですが大いに誤魔化されました。

でもやはり3期は観たい(今丁度原作折り返し点なので4期までやらないと最終話に辿り着けませんが)。やっぱ円盤買わないと(供物を捧げないと)駄目すかね。

 

 

 

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★本日9月21日は命日の重なった日。

2019年シド・ヘイグ、2021年風間ルミ、そして2022年澤田幸弘監督。追悼記事その他再掲しておきます。

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