“Wow! This Is Intense!”
“The Life Of Repo Man Is Always Intense.”
「レポマン」(1984年/アレックス・コックス監督)
若い身空でどん詰まりの負け組人生驀進中のオットー(エミリオ・エステベス)がひょんな事からローン未払い車を強制回収する「レポマン」に(リクルーター兼教育係のハリー・ディーン・スタントンが滅茶かっちょいい)。
高額懸賞金のかかった車の情報にレポマンたちは色めき立ちますが、その車のトランクにはエイリアンの死体が詰まっていました・・・。
あり得ない展開です。
うっかりトランクを開けた人間は白熱に包まれて一瞬にして骨まで溶解・蒸発。
しまいにゃ白光を発し、近づくだけでスポンティニアス・コンバッション!
素晴らしい!
冒頭の会話は中盤とラストに出てくる決め台詞。
永らく「レポマンの人生は緊張だ」と訳されてきましたが、Intenseは緊張ではないですよね。
ここは素直に「スゲエ!」「それがレポマンさ」くらいでいいのではないかと思います。
青春、ハードボイルド、SFサスペンス、ファンタジー、そしてパンク(テーマ作曲はイギー・ポップ)。
味わい深いごった煮ムービーです。