デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

合衆国壊滅M10.5

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おいおい、また核で解決かよ。

「合衆国壊滅M10.5」(2004年/ジョン・ラフィア監督)

Mはマグネチュード。全米各地を連鎖地震が襲うというテレビシリーズ全4話(6時間弱)をWOWOWが完全放送。

VFXの発達でお気軽に何でもできるようになっちゃったんですねえ。

シアトルを皮切りにサンフランシスコ、ロサンゼルス、ハワイまで観光名所が景気良く壊滅していきます。

地震の連鎖を阻止するためにプレートを核爆発で溶解するという「お約束」の伝統芸も。

群像描写が薄く浅く尻切れだったりしますが、歴代のディザスター・ムービーをパクリまくって6時間引っ張る豪腕は大したもの。

少なくともウジウジ悩んだ挙句に沈まない平成版「日本沈没」よりは遥かに楽しめました。

「結局、自然をコントロールすることなぞ出来ない」という結論も好感度大です。