デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

その腕の焼け跡は!? 少林寺木人拳

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わたくし以前、某コンビニ屋の本部におりました。

ある日、関連会社の人が「修行」で店内直焼パンの研修に行った折りに負った名誉の負傷を見せてくれました。

オーブン開閉の際にどうしても両腕の内側に火傷を負ってしまうのです。

「おお、少林寺木人拳ですね」

これを聞いた別の人が、

「い、伊藤さん、その少林寺なんとか拳っていうのは一般用語なんですか? 普通の人は誰でも知ってる事なんですか?」

なんのこっちゃと思ったら、火傷をした本人が、修行の成果を「少林寺木人拳」における少林寺卒業の証(両腕の焼印)に例えて自慢したらしいのですが、周りにいる人間が誰一人「少林寺木人拳」なるものを知らなかったために「何言ってんだコイツ」状態になっていたようなのです。

で、私が彼の腕を見るなり「少林寺木人拳」と言ったので、「!!??」となったと。

「はあ。両腕の火傷と言えば少林寺木人拳でしょ。一般常識っすよ」

「うへえ・・」狐につままれた顔をしているマネージャーを尻目に火傷君は得意げに両腕を掲げるのでした。

少林寺木人拳」は1977年の香港映画。主演はジャッキー・チェン

観た事ない人はTSUTAYAにGO!

※写真は少林寺出身の証として両腕に龍と虎の焼印を入れるジャッキー・チェン