内容が凄まじ過ぎて1回では収まりそうもありません。
「片腕マシンガール(の前説)」(2008年/井口昇監督)
DVD初回限定の「マシン缶」が滅茶苦茶かっちょいい。
これをかぱっと開けると本体が。ジャケットはリバーシブル仕様。高橋ヨシキ氏の手による日活印のフェイク・ポスター(写真)が更にかっちょいい。
DVDをセットすると、何と本編の前に鑑賞の心構えを説く「前説」が!
「残酷シーンには拍手!」「でも道徳的にどうかと思う場面は拍手自粛」「吐く時はトイレで」「場内で喧嘩はしない」「作品に対する文句を監督に直接言わない」などの諸注意が示されます。
更に! 井口監督と西村特撮監督がフンドシ一丁で登場して拍手の指導もしてくれます(二人が半裸である事に何の必然性もありません)。
手を変え品を変えしていますが、要するに監督の言いたい事は、
「引くな!」
の一言に尽きると思います。意訳すれば、
「これから常軌を逸したとんでもないシーンが次々と登場しますが、真剣に観て眉をひそめたりせず、ノリノリで楽しんでください」
こんな前説が必要なのか? 必要なのです。こんなメッセージをつけねばならない程、本編は過激かつハイテンションなスプラッター大宴会なのです。
では、ゆるゆると本編へ(つづく)。