
『確かに俺たちはダサイ。学校じゃ笑いものだ。でも今夜!奴らに見せてやろうじゃないか。本物のスカウト魂を!』
サバイバルに必要なことは全てボーイスカウトで学んだ。世界を救うのは俺達だ。しかし、生と死の狭間にあって尚、思春期男子には“優先させねばならないこと”がある。
「ゾンビーワールドへようこそ」
(2015年/クリストファー・ランドン監督)
単数形でゾンビーと長音表記するのは珍しいですね(平井和正の「ゾンビーハンター」くらいしか思いつきません)。
監督はマイケル・ランドン(「大草原の小さな家」のビッグダディ)の息子さん。チョイ役でシュワ息子も出ているので二世映画という括りもできます。
ベンとカーターとオギーは高校1年生。幼い頃からロジャース隊長の元でボーイスカウトの鍛錬を積んできましたが、カーターはもう限界。
高校2年になったら女子は皆ビッチになる(情報が偏っているぞ、カーター)というのに、こんなダサイ制服着て山暮らしなんかしてたらモテないどころかチャンスもない。
スカウトは卒業だ。ついでに童貞も。
スカウト大好きオギーには悪いが、俺とベンは抜けさせてもらうぞ。まずはキャンプを抜け出してパーティへ…行こうとしたら何やら街の様子がおかしい…人が…いない。
理由は勿論、ゾンビ・ハザード。童貞トリオとストリップ小屋のウェイトレス、デニースはベンが惚れているカーターの姉ケンドル救出へ。

たとえ相手がゾンビであっても目の前に巨乳があればとりあえず揉む。そして写真を撮ってSNSへアップロード。
思春期男子のルールです。

基本、ゆる~いコメディなのですが、間合いとリアクションが絶妙なので、結構笑かしてもらいました(「ゾンビ・ランド」を更に下品にした感じ)。
「ウォーム・ボディーズ」の時にも言いましたが、何故ここ一番という時にかかる曲はアレなんでしょう。ってか君らどんだけスコーピオンズ好きなんだよ。