『世界を動かす男がやってくる』
『クールだな。大統領か?』
『違う、本物の権力者だ』
SPと美人秘書引き連れてやって来たのは…
『ハイ、ビルだ』
この人↑「ソーシャル・ネットワーク」でもビル演ってました。
「ロボシャークvs.ネイビーシールズ」(2015年/ジェフリー・ランドー監督)
謎の宇宙船から放たれた謎の球体が地球に落下。そいつを飲み込んだサメが機械と融合、ロボシャークとなって…
ああ、すまん、始まってまだ1分だが状況が理解できん。
という訳で動機も理由も原理も因果関係も無視して誕生したロボシャークはアメリカの潜水艦を沈めて本国へ。向かった先は…
『シアトルか…スターバックス、スペースニードル、マイクロソフトとニルヴァーナの街だ』
てっきりロボシャークと海軍の「バトルシップ」な攻防戦が安いCGで描かれるのかと思いきや…。
サメが普通の大きさで1匹というエコノミー仕様。最近「メガ・シャークVSメカ・シャーク」とか「シャークネード」といった“でっかい”か“大量”なものを見慣れているのでショボさ満開。
わき腹からガトリングというかくし芸あり(さすがロボ)。
加えて戦闘シーンもほとんど無し。主役は38歳ドン詰まりのコスプレお天気お姉さん。面白くなる要素が水平線の彼方まで見当たらない…にもかかわらず、
中盤、ビル・ゲ●ツが登場した辺りからトンデモな方向に面舵一杯。
新開発のMSドローンでロボシャークを呼び出して、音楽(聞き覚えのある音階)でコミュニケート。未知のテクノロジーを手に入れて市場独占を狙う大富豪。
ロボシャークはtwitterを通じて少女と交流。ううむ、AI+IoTという事か。流行りもの総取りだな。
スペースニードルから特攻かます司令官はスリム・ピケンズ(博士の~)リスペクト
ロボなので地面の下でも平気で移動(「ウルトラマンティガ」“地の鮫”のミニ版)。
舞台はシアトルですが映画はカナダとブルガリアの合作。監督は「人喰い怪物ゴブリン」とか撮ってる人。
ベッタベタなパロディとオマージュと引用に溢れたゆる~いコメディでした(←一応、誉めています)。