皇帝戦士ビッグバン・ベイダー(本名:レオン・アレン・ホワイト)がお亡くなりになりました。
2018年6月18日7時25分。63歳(若い、若すぎる!)。
アル中を克服したところで、両人工膝関節置換術。これが傷口感染の原因となり、6か月間寝たきり。日本に向かう飛行機の中で気絶、33日間昏睡。
Wikiからの抜粋ですが、痛ましすぎて泣けてきました。何でプロレスラーの死に際っていつも悲しい幕引きばかりなんだ。
ベイダーで印象深いのは何と言っても国内デビュー戦。
怒号の渦の中、強引なマッチメイク変更。セミに格下げされた長州のタッグマッチは終わる事のない「やめろコール」に包まれて。
これでせめて猪木が謎のレスラーとTPGを瞬殺成敗してくれれば、まだ溜飲が下りもしたものを何をトチ狂ったか3分足らずでフォール負け。
お前が瞬殺されてどーするよ!(脚本家出てこい!)
この瞬間、煮沸したアドレナリンとドーパミンが駆け巡っていた観客が全員ブチ切れ、大暴動。皇室しか入れない貴賓席にまで雪崩れ込んで備品破壊。
この暴虐にぶり怒った春日野理事長は新日本に国技館の使用停止を通告。
この不祥事の原因となった謎の甲冑レスラーこそビッグバン・ベイダー。
暴動シナリオは本人が望んだものではないでしょうし、彼は真摯に己の役割を全うしただけだと思うので、このデビューはちょっと可哀そうでしたね。
両国の惨事を告げる当時の週刊プロレス。
ヒールと言われればヒールをこなし、ベビーと言われればベビーもこなす。すこぶる真面目なレスラーという印象の人でした。
ご冥福をお祈りいたします。
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