『うほぉぉぉおおおお! 憎い! 中華屋の連中が! なぜ俺がヒナで奴らはアンズなんだ!』
うん。ホント世の中って理不尽だよね。
「ヒナまつり/第11話・血と暴力と金に餓えた男」
(2018年6月16日深夜BS11放送/ふじいたかふみ、松原桂演出)
Aパートは新田をイケイケの武闘派と勘違いしたTV局が密着取材。しかし、どう撮っても新田は“ただのいい人”。
こ、これでは番組にならない!と焦ったディレクターがやくざも逃げ出す鬼編集。見事、新田は“血と暴力と金に餓えた男”に。
組長たちが録画&ナレーションを暗記してまで新田をイジり倒すのが微笑ましい。
愛されてるなあ、新田。
で、Bパートは、中華屋の林さん夫妻が温泉旅行、ヒナが学校のスキー教室という玉突き現象でアンズが新田に預けられることに。
あまりに良く出来たアンズに我が身の不幸(=ヒナ)を嘆く新田。
こんな“良い子”がいるわけがない、猫を被っているだけだ、とあれこれ画策する新田でしたが、天使の笑顔の前にはあらゆる企みが無効化。
『俺は…何をしていたんだろう…もういいじゃない、夢を見ようよ』
大天使アンズの導きで天に召される新田(パトラッシュ!)。合掌。
父親の理想郷に浸る新田。しかし無情にも時間は過ぎ、別れの時が。それはとりもなおさず現実が帰って来るということ。
『呼んだ?』
打ちひしがれる新田の元に1本の電話が。
《渡辺中学の松谷です…。あの…実は今行っているスキー教室でですね…あの…大変申し訳にくいのですが…新田ヒナさんが雪山で遭難しました…》
これは悲報か朗報か。次回最終回(えええ?!)。
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