『私を助けてくださらないのですか…?』
『あぁ…だがゴブリンが出たなら俺を呼べ。ゴブリンは俺が殺してやる』
『夢…夢の中でも…?』
『あぁ』
『来てくれるの…ですか…?』
『あぁ。俺はゴブリンスレイヤーだからな』
相手がゴブリンならどこへでも行く。それが例え悪夢の中でも。
“名前を呼んではいけない混沌の眷属”(前回、「トロレンバーグの恐怖」を引き合いに出しましたが、元ネタは「ダンジョン&ドラゴンズ」のビホルダーですね)を粉塵爆発で撃破したゴブスレさんたち。
ビホルダーが守っていたのは、“どこでもドア(転移の鏡)”でした。ゴブリンたちをこの地下遺跡に瞬間移動させる古代の遺物。
取り戻そうと総力戦を仕掛けるゴブリン&ゴブリンチャンピン。
圧倒的なまでに不利な物量戦。しかし、
『安心しろ。問題にもならない』
何でしょう、この大船乗った安心感。頼もしいにも程があります。
的確な指示と連携が確実にゴブリンを屠って行きます(組織が円滑に機能している様を見るのは心地良いなあ…)。
生き埋めと岩盤直撃からかろうじて免れた一行。火責めでも水責めでも毒気でも爆発(←禁止項目追加)でもないが、エルフちゃんはお冠。
ゴブスレさんに怒りの回し蹴り(ご褒美とも言う)。
最後に剣の乙女にフラグ立てまくってクエスト完了(完オチです)。
正直、剣の乙女の(中途半端に策を弄した)真意が伝わらなさすぎてかなりもどかしい(推理ものの種明かしとしてのカタルシスが全くない)のですが、少女時代の大変なトラウマ故という事で分かった事に致します。
15の娘にこれはキツイ。目、焼かれちゃったんだね。
帰路。馬車に揺られるメンバーのやりとりが実にいい感じ。
次回は日常回だといいなあ。
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