ネカがジェイソンの母親、パメラ・ボーヒーズを布製コスチュームを使ったレトロスタイルのアクションドールに仕立てました。
それも「PART3」でクリス・ヒギンズ(ダナ・キンメル)の悪夢の中に登場するゾンビ・パメラを。
本編で演じているのはベッツィ・パルマーではなく、セカンド・アシスタント・ディレクターを勤めたマリン・パウチャーですが、何というマニアックなチョイス。流石ネカ。
と感心した所ではたと気づきました。
「あ、俺、PART3ってレビューしてないじゃん!」
何という失態。シリーズのエポックとも言えるPART3をスルーしていたとは。という訳で、
「13日の金曜日PART3」(1982年/スティーブ・マイナー監督)
ジェイソンが初めてホッケーマスクを被り、最終形態に進化することで知られる本作ですが、他にも見所盛り沢山。
アバンでPART2のクライマックスをトレスしているので“ズタ袋ジェンソン”も拝む事ができ、ズタ袋→ちょっとだけ素顔→ホッケーマスクと3段階変身が楽しめます。
劇場公開は3Dだったため、バットや物干し竿、ヨーヨーやお手玉といった割りとどうでもいいものがやたらとスクリーンに向かって飛んで来ます。「ああ、ここが3Dだったんだなぁ」と微笑ましい気分に浸れます。
その場にある日用品を次々凶器に変える無駄の無い選択も本作から。マチェーテは言うに及ばず、編み針、ピッチフォーク、スピアガン、パイプレンチなど変幻自在。ついには素手による頭部圧迫(眼球すっぽーん!PART6でも披露する“秘儀・合掌捻り”)まで。
そして、ゾンビ化したパメラ・ボーヒーズの特別ゲスト出演。
素晴らしい! 最早、見所しかないと言っていいでしょう。
個人的に一番恐怖だったのは、最初の犠牲者になるクリスタルレイク近くのミニスーパーの親父ハロルド。
景気良く脱糞している所で何者かの気配を感じ、そのままズボンを履いて立ち上がり…って、おおう親父、ケツ拭けケツ。
ケツがどうなっているのか気になって、ジェイソンどころではありませんでした。
※「13日の金曜日 PART3/ コープスパメラ・ボーヒーズ 8インチアクションドール」は全高約20cm、税込み5,940円で2019年4月~6月くらいに発売予定。
■13金過去記事あれこれ。