デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

メルギブがダブルバレル・ショットガンを! ブラッド・ファーザー

イメージ 1

 

アクション映画としては小粒。地味。脚本もかなり手抜き…ではありますが。

 

メルギブがソードオフされたタブルバレル・ショットガンを手に取った、それだけで十分じゃないですか。

 

ブラッド・ファーザー

2016年/ジャン=フランソワ・リシェ監督)

 

所謂“娘のためならお父ちゃん無敵モード発動しちゃうぞ”モノ。

 

ジョン・リンク(メル・ギブソン)は7年喰らって仮出獄中。トレーラーハウスで細々と彫り物師をしながら食いつなぐ日々。

 

アル中克服の自助サークルでくだらない告白。家に戻れば客の愚にもつかない話に相槌を打ち…。あームシャクシャする。

 

ただひとつの気がかりは行方知れずになった娘リディアの事。生きているのか死んでいるのか。

 

その頃、娘は文字通り生きるか死ぬかの瀬戸際におりました。

 

ヤバイ彼氏とヤバイ仲間、ヤバイヤマに殺傷事件。前に警察、後ろにギャング。助けてダディ。

 

常套なら父ちゃん実は元特殊工作員で…な設定になるところですが、メルギブさんは普通にただのクズ(裏社会に多少の顔は利く)。

 

しかし、愛する娘のためなら保釈取り消しも厭わない。掛かってこい青二才ども。

 

イメージ 2
メルギブと言えばダブルバレル・ショットガンですよねえ。

 

一般人の身体能力を景気よくフライングしたお父ちゃんパワーを期待すると肩すかしを喰らいますが、そこはまあ“等身大”って事で(車内でヘッドバット乱れ打ちのシーンとか見ているこっちも頭が動いてしまいました)。

 

そこかしこにメルギブリスペクトな映像が挿入され、ちょっとジョン・ウェインの「ラスト・シューテスト」な趣き。

 

イメージ 3
あのシーンも完全再現(大は小を跳ねる)。

 

お相手(娘のヤバイ彼氏)に「天国の口、終わりの楽園」の悪ガキの片割れ(ディエゴ・ルナ)。得物はTaurus PT92AFS

 

金で雇われた殺し屋(Cleaner)にラオール・トゥルヒージョ。得物はSIG-Sauer P226

 

イメージ 4
左:ディエゴ×Taurus PT92AFS/右:ラオール×SIG-Sauer P226
 

ウィリアム・H・メイシーとかも出ていて小品の割に結構豪華。監督は「アサルト13 要塞警察(リメイクの方ね)」撮った人です。

 
 

イメージ 4←ランキング投票です。よろしければワンポチを