デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

容赦無ぇなぁドニー先生。 ドラゴン危機一発’97

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昨日御紹介した「ドラゴン怒りの鉄拳」で味を占めたドニ―先生、遂に劇場版に進出。
 
自分の会社立ち上げて、製作総指揮、監督、脚本、アクション監督、主演をこなした俺様映画。
 
1997年/ドニー・イエン監督)
 
師祖の危機一発とはかすりもしない別物ではありますが、そこかしこに“それっぽい”絵柄が散見されます(カメラに向かって蹴りを繰り返すとか、相手を両手で持ち上げるとか、鉄の爪↓で引っ掻かれるとか)。


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ストーリーはまぁどうでもいいです(脚本超テキトーだし)。
 
老境に差し掛かった裏社会の顔役(ドニー)が若者に聞かせる昔語り、という風情。
 
設定やら経緯やらは適当に聞き流して、中盤以降に展開される怒涛のドニー殺法を楽しみましょう。
 
個人的お薦めは眼帯の鉄砲野郎。
 
どう見てもS&W系6連発リボルバーですが、出るわ出るわ弾丸が。ざっと数えただけで25発くらいは連射しておりました。


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ご丁寧に薬莢抜いて弾込めるカットを挟んで、また20連発(笑)。
 
きっと制限時間内に1週目を終え、クリア特典で「弾丸無限」をゲットしたのでしょう。
 
そして何と言っても見所一番は「ヒロイン無情」
 
どうもドニー先生といい仲になったヒロインはロクな死に方をしない(←生き残らない前提)というジンクスがあるようですが、そのスタートラインがここ。


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もう、信じて待って再会した運命の女にこの仕打ち。
 
何か三池監督と近しい(作劇における)女性観を持っているような気がします。



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