昨日御紹介した「ドラゴン怒りの鉄拳」で味を占めたドニ―先生、遂に劇場版に進出。
自分の会社立ち上げて、製作総指揮、監督、脚本、アクション監督、主演をこなした俺様映画。
(1997年/ドニー・イエン監督)
師祖の危機一発とはかすりもしない別物ではありますが、そこかしこに“それっぽい”絵柄が散見されます(カメラに向かって蹴りを繰り返すとか、相手を両手で持ち上げるとか、鉄の爪↓で引っ掻かれるとか)。
ストーリーはまぁどうでもいいです(脚本超テキトーだし)。
老境に差し掛かった裏社会の顔役(ドニー)が若者に聞かせる昔語り、という風情。
設定やら経緯やらは適当に聞き流して、中盤以降に展開される怒涛のドニー殺法を楽しみましょう。
個人的お薦めは眼帯の鉄砲野郎。
ご丁寧に薬莢抜いて弾込めるカットを挟んで、また20連発(笑)。
きっと制限時間内に1週目を終え、クリア特典で「弾丸無限」をゲットしたのでしょう。
そして何と言っても見所一番は「ヒロイン無情」。
どうもドニー先生といい仲になったヒロインはロクな死に方をしない(←生き残らない前提)というジンクスがあるようですが、そのスタートラインがここ。
もう、信じて待って再会した運命の女にこの仕打ち。
何か三池監督と近しい(作劇における)女性観を持っているような気がします。
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