『終わった…何もかも真っ白に燃え尽きた。真っ白な灰に…。おっつぁん、おっつぁんよ…。(誰がおっつぁんですか)グラブ、外してくれ。(何も着けてませんけど)葉子はいるか? こいつをよ、貰ってくれ。あんたに貰って欲しいんだよ。(誰ですか、その人は?)』(カッコ内はナノマシンのツッコミ)
これまで数えきれないアニメでパロられてきた「あしたのジョー」ラストシーンですが、燃え尽きた絵柄だけでなく、前後の小芝居までしつこ…あいや細かく活写したのは本作が初めてだと思います。
しかも冒頭に矢吹を倒した時の力石のつぶやきを織り込む多重構造。
流石です。
「私、能力は平均値でって言ったよね!/第10章・サプライズは内緒でって言ったよね!」(2019年12月9日深夜BS11放送/前田基匡演出)
今週は「アフリカのサラリーマン(第10話「アフリカの実況者」)」でも、健康診断の採血でパニックを起こしたライオン先輩が真っ白になっていました。
愛されているなぁ、矢吹丈。
今回の「能均」の収穫はマイルの素の性格。
いやあ、最低です、この人。アフリカ商事のオオハシとタメ張るクズさ。
レーナ、メーヴィス、ポーリンの3人がマイルに内緒で怪しい動き。
『私っていらない子? ぼっちに逆戻りですかぁ!?』
ハブられたかと悩むマイル。仲間外れにされるような事に心当たりはないし…。思いつく事と言えば…
- ポーリンが隠し持っているクッキーを盗み喰い…
- レーナの就寝中に胸囲を測って一安心…
- メーヴィスの絵日記(稚拙!)を盗み読み…
した事くらい。
お前、ナノが「気になるならみんなの動向を探知魔法で調べたら」と言った時に「それは駄目でしょ。プライバシーの侵害だし」とか言っていたくせにやってる事それかい(笑)。
マイル・イヤーは地獄耳!
これってライオン先輩が怒っている理由を(胸に手を当てて)あれこれ考えている(←どれも最低)オオハシと一緒ですね。
まあ実際は、マイルが楽しげに語る“学園生活を送っていた頃、誕生日を祝ってくれた友達”に嫉妬したレーナが、マイルを「もっと喜ばせる」ために贈るプレゼントの資金稼ぎをしていた訳ですが…。
最後はめでたく「4人が出逢って200日記念日」を祝うことに。しかし、マイルが語るに落ちて(日頃の行動がバレて)「惨劇の記念日」に。
お約束、お約束。