その日、研究中の魔法が暴走し、魔王城のみんなが子供になってしまいました。勿論、魔王も。
魔王様『困ったぞ』
それでも拷問の時間はやってきます。やって来たのは幼女トーチャー。
『事情は聴いたが、子供の貴様なんぞに屈する私ではないぞ』
『そうかもしれません。でも、どこまで出来るか頑張ってみたいんです』という子供トーチャーの健気さに戦う前に白旗。
『うん、頑張って。屈するから』
「魔法少女にあこがれて」でもベーゼがロードエノルメを幼女化しておりましたが、あちには妄想力による視覚改変(現実逃避とも言う)。
こちらは正真正銘の本物幼女。リアリティが違います。
トーチャーの拷問メニューは「こんぺいとう」と「ひも付きフルーツ飴」なのですが、子供トーチャーの破壊力の前には菓子など単なる引き立て役。
こんぺいとうやフルーツ飴を頬張るトーチャーの可愛らしさが重量弾となって姫を直撃。
選択肢はひとつ。即時降伏(降伏は幸福に通じるんですねえ)。
『王国には極秘の国王直属の秘密騎士団、第ゼロ騎士団が存在する』
ただでさえトーチャーのことを「一緒にいると楽しい」と寝言で行ってしまう間柄。それが幼女になったら、もう抗う術がありません。
この組織上の機密を知った魔王様の反応は…
『第ゼロ騎士団!? 何それ、名前かっけー!』
見も心も小学生になった魔王様でした。
「姫様“拷問”の時間です/第11話」(2024年3月18日TOKYO MX放送/高橋謙仁演出)
そして翌日、姫の元にやって来たトーチャーはJK。しかも制服着用(物持ちいいなトーチャー)。
暴走魔力は徐々に沈静化するようで、成長途上のトーチャーも拝むことができるという一挙両得。
JKトーチャーの拷問メニューは肉じゃが。しかし、肉体と一緒に料理の腕も「あの頃」に戻ってしまったようで、出来に関しては自信無さげ。
その左手についた絆創膏に努力の跡を見る姫様。
『自信を持てトーチャー。技術はなくとも一生懸命作ったんだろう。大丈夫、その気持ちは必ず届く。私も屈するはずだ!』
『姫様はどこ目線の誰なんですか?』
エクスの疲れを知らぬ突っ込みには感服いたします。
そして実食。JKトーチャーの肉じゃがは十分「屈する」に値する味でした。
美味しいと 言われて喜ぶ 拷問官。左右におさげがゆ~らゆら。
同じ頃、魔王様も小学生から育ち盛りの若人へ。
『力が溢れる…これが若さか…特にやりたい事があるわけでもないが、元気が有り余って体力だけはある。うおー!』
『若い頃ってそんな感じですよねー』
側近カナッジの平坦な感想がいい感じ。
更に翌日。元の成人女性に戻ったトーチャーが(拷問は宅配ピザ)。
宅配というか受け取り(ピザーラだと2枚目無料になるんだっけ?)に行ってないかダターマ。
いやあ、トーチャーファンには盆暮れ正月が一緒に来たような豪儀な回でした。
ひとつだけ文句をつけるとすれば、何故ルルン(魔王妻、マオマオちゃん母)の子供姿を拝ませてくれなかったのか。
子供魔王と子供ルルンが見つめ合って頬赤らめる、なんてカットとか観たかったです、はい。
☜ランキング投票です。ルルンの子供姿が見たかった人はワンポチを。