デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【幼気(いたいけ)王女か】この素晴らしい世界に祝福を!3 #2【ミニスカメイドダクネスか】

王女アイリスからカズマに届いた「武勇伝語って聞かせて」依頼。

それは失言ひとつで首が飛ぶサドンデス食事会。

『いいか、アイリス様が来るまでこの格好でいてやる。だからお前もきちんとした格好をするんだぞ』

何故かミニスカメイド服になっているダクネス

『うるさい! そこは、かしこまりましたご主人様だろう』

『むうん! か、かしこまりましたご主人様。私は卑しいメシュブタでしゅ


あ、これかなり来る(コスプレで破壊力5割増し)。ダクネス、ヒロインレーストップ独走か。

この素晴らしい世界に祝福を!3/第2話・この笑わない少女に微笑みを!」(2024年4月17日放送/演出)

本日はバニルとの契約でカズマの(現代日本の)知恵を形にした新商品が発売される日(@ウィズの魔道具店)。

第1弾はライター。火打石不用の着火道具は大好評。


『あらためて礼を言うぞ。旅先で仲間とちょっといい雰囲気になったのに、その後ちっとも進展がなくそわそわしている小僧』

『お、お前ふざけんなよ!べ、別にそわそわしてねーし!めぐみんもチラチラ見んなよ!』

『ま、そんな事よりもだ。この調子なら、貴様の取り分である3億エリスは用意できるだろう。暫し待たせるかわりにこれをやろう』

『なにこれ?』

『量産型バニル仮面だ。月夜に着ければ謎の悪魔パワーで魔力上昇、血行促進、肌もツヤツヤ!絶好調になれる代物だ』


どう考えてもゴミですが、ここ割と重要な伏線です。

そして謁見当日。食事会の会場はダスティネス邸。

ダクネスが用意した「失礼のないドレス」に身を包…もうとしたらサイズが合わない。特にめぐみん


無理矢理合わせていざ謁見。目の前にいたのは…

『なんてこった。この世界で期待が裏切られなかった稀有な例だ』

淑やかな挨拶が出来たアクアですが、直後に

『では、あいさつ代わりの一芸披露を…』

間髪を入れずめぐみんが、

『初めまして王女様!我が名はめぐ…』

慌てて取り押さえるダクネス


『わー! ちゃんとやるって言ったよね!ねえ!』

周囲の喧騒をよそにひとり王女の可愛らしさを愛でていたカズマでしたが、王女が側近経由で伝言。

『下賤の者、王族をそのように不躾に見るものではありません。頭を低く下げ、目線を合わさずに。それよりも早く挨拶と冒険譚を! こう仰せだ』

『なるほど…チェンジ!

よく言ったカズマ。

『貴様という奴は貴様と言う奴は!チェンジとはどういう事だ!?』

その場を繕ったのはアクアの一芸「砂絵」


+普段寡黙で冷静なララティーナ(ダクネス)の慌てふためくレアな風景が見られた事で全部不問。会食開始。

語る冒険は紅魔の里でのシルビア討伐譚。

驚いたのはあの魔剣の勇者ミツルギが、カズマを一目置くと言っていたらしい事。しかも、対戦時における負けを認めている…らしい。

あんな卑怯な勝ち方をしたカズマに負けたと公言? ちょっとウザくて鬱陶しいけど性格は悪くないんだよなぁミツルギ。

『ミツルギ殿に勝ったとは…後学のため、カズマ殿の冒険者カードを拝見させてはもらえないでしょうか?』


見せられません。特にドレインタッチ。死者(アンデッド)の王(リッチー)、しかも肩書だけとは言え魔王軍幹部であるウィズから教わったスキルなどとは口が裂けても…。

カズマは最弱職なのでそれを恥じて…とダクネスが助け舟を出すも、

『ソードマスターのミツルギ殿が最弱職の者に負けるだなんて信じられない。私に嘘を吐いているのではないのですか? それに彼はイケメンですし…と仰せだ』

流石にキレたカズマさんですが、剣を突き付けられて沈黙。更に追い打ちで

『冒険譚の褒美はちゃんととらせます。そこの最弱職の嘘つき男はそれをもって立ち去るがいい』

黙って踵を返すカズマ。普段なら渾身の爆裂魔法を撃ち込みかねないめぐみんダクネスに迷惑がかかるからと忍の一字。

その姿をみたダクネスが王女に「嘘つき男」の撤回と謝罪を要求。それでも

『謝りません!嘘ではないと言うのなら、あの男にどうやってミツルギ様に勝ったのかを説明させなさい!それができないと言うのなら、その男は弱くて口だけの嘘…(パン!)

ダクネスが王女にビンタ一閃。おつきの剣を躊躇いなく腕で受け、その手で優しく教え諭し…。


ダクネスにここまでさせて黙っているわけには…。

『よーし分かった。ここまで仲間が庇ってくれて、教えないわけにもいかないだろう。あんまりカッコ良くもないんだけどなあ。見せてやるよ、どうやってミツルギに勝ったのかを』

『お前がいいなら何も言うまい、やってやれカズマ。まさか遅れを取ったりはしないだろ?』

ダクネスのこの台詞のカット、ストリート・オブ・ファイヤーのこの場面👇を思い出しました。いったれカズマ。


『当たり前だろ。まずはその物騒な剣からだ。これでも喰らえ!スティール!』


ミツルギ戦の再現ならば、まず剣を奪ってその腹の部分を脳天に打ち下ろす、ですが、そこはお約束中のお約束。カズマの掌中に現れたのは…。

『ごめん…これ、返します…』


『お前と言う奴はお前と言う奴は!どうしてカッコ良く決めることができないのだぁ!』

一件落着(したのか?)。

改めて謝罪の言葉を述べる王女。

『嘘つきだなんて言ってごめんなさい。また冒険話を聞かせてくれますか?』

『喜んで!』

一行はテレポートで王都へ。

『それじゃあ、王女様、またいつの日か』

『何を言っているの!?』

テレポートの瞬間、アイリスがカズマの腕を。

気が付けばそこは王都。目の前に城。


『また私に冒険話をしてくれるって言ったじゃない!』

侮れません、幼女パワー。

 

 

 

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