『あなたなんて認めない…蓮兄に色目使わないで。この…団地妻!』
団地妻!! ある世代には直球で突き刺さるキラーワード!
その発祥は1971年、西村昭五郎監督による「団地妻 昼下りの情事」に…おっとこの話は後程詳しく。
因みに「団地妻」の英訳は「lonely apartment wife」でした。
「怪異と乙女と神隠し/第2怪・校舎とよだれと団地妻」(2024年4月17日深夜TOKYO MX放送/水野健太郎演出)
前回、化野 蓮(あだしの れん)が呪書を「やみ行き」の切符と交換しようとした駅、きさらぎ駅だったんですね。
初回で菫子さんが熱く語る「きさらぎ駅」情報を蓮が「嘘で固めた都市伝説」と揶揄しておりましたが、そりゃ本物のきさらぎ駅に出入りしている(と言うか根城にしている)蓮にとっては笑止千万なお話でありましょう。
呪書で交換できる切符は「やみ行き」1枚。それでは足りないのか、実はまだ使う気がないのか、交換をしないできさらぎ駅を後にした蓮。
※追記:改めて「裏世界ピクニック」のきさらぎ駅(ステーション・フェブラリー)の看板確認したら、きさらぎの次の駅が「やみ」なんですね。つまり「やみ」行きの切符では一駅分しか移動ができない。目的地はもっと先という事なのでしょう。
外には前回冒頭で登校支度をしていたJC・化野乙(あだしのおと)が(蓮と同居していますが、妹かどうかは不明。蓮は乙を元居た場所に返そうとしているらしい)。
呪書1冊では求める切符が手に入らないので、更なる怪異を探さねば、と告げる蓮。
その横のベンチには意識を失っている緒川菫子(おがわ すみれこ)が…って前回から時計の針進んでいなかったのね。
蓮の視線が菫子さんのダイナマイトボディに行きがちなのを苦々しく見つめる乙ちゃんが可愛い。
菫子さんのむき出しパンツを隠すために乙ちゃんの体操着の下(かな?)を穿かせようとしますが『このケツ、入るかな?』
勿論、入るわけがなく悪戦苦闘する蓮ですが、ここで菫子さんが寝言で呪書に書かれたあの歌を…。
みるみる子供化(問題解決!)。
次なる怪異の舞台は乙の通うマンモスお嬢様学校「コオネ女学院」。ここで続発しているという「怪異(生徒連続不登校事件)」を学院に潜入して調査して欲しい。
という訳で菫子さんに無理矢理学院の制服(何故、持っている蓮?)を。
『意外にイケるな』
が、そんな薄布で菫子さんが胸に飼っているビーストを拘束することはできず。
ホック飛びボタン弾け糸千切れあっという間に超人ハルク。
『この制服には無理があると思う』
しかし、蓮に妙案あり。
『今、あなた自身が呪いそのもの。いわば変若人(をちびと)となった。だからいまの菫子さんなら自在に変身できるはずです。高校生にだって』
制服が小さければ身体を小さくすればいいじゃない。万葉集の呪歌詠唱(テクマクマヤコンか赤いキャンディーか)でJK菫子の出来上がり。
ナニコレ便利。生活に困ったら特殊風俗完全対応で糊口を凌いで行けますよ。
『しかしこれでは熟女感が薄いな』
『もう少し喜んではどうだ…?』
早速登校(ポニテですよポニテ!)。土手沿いの通学路を大勢のお嬢様が練り歩く光景に大興奮のJK菫子(ここで冒頭の乙ちゃん「団地妻」発言)。
女学院なので恋愛は全部百合。さぁ私たちのキャッキャウフフを始めよう!と勢い込みましたが、乙ちゃんに女子トイレに監禁されて気が付けば放課後(尻肉を便座に馴染ませること6時間51分!)。
乙ちゃんのお友達らとお菓子つまみながら放課後ティータイム。ようやく怪異の聞き取り調査。
怪異の呼称は「ヨダレカケ」。
突如として生徒の体が火のように熱くなり、昏倒する。その合図が垂れ流す大量の涎。
発症者に規則性はなく、治療の効果もないが、帰宅すると回復。が、学校に来ると再発する。生徒は再発を恐れて不登校に。
恋バナに飢えている中等部の生徒に大人のエロ話をせがまれる菫子(校内ではワカヅクリ先輩←乙ちゃんが嫌味で命名)。
その光景をいじめと早とちりした畦目真奈美(うなめまなみ)先生が激しく注意。誤解はすぐ解けましたが、その後、薫子にエロ話をせがんでいた二人が大量ヨダレシャワー。
漏れる流れるというレベルではありません。ゴボンガボンな決壊ヨダレ。
それはまるで「生徒会にも穴はある」ロボ研+生物部が作った「身体の穴という穴から汁が噴き出す」毒を持った蜂に刺された時のような…。
うむ、我ながら最低の例えだ(満足)。
果たして怪異の正体は!?
おまけ
今回から正式OP。前回本編では端折られた菫子さんの巨獣(最早巨乳の範疇を超えている)が一瞬映っておりました。
いやこれ原作より盛っているだろ…。
あーそうそう団地妻。
団地妻と言えば団地妻シリーズ。シリーズ1作目にして記念すべきにっかつロマンポルノ第1弾となったのが、
「団地妻 昼下がりの情事」(1971年/西村昭五郎監督)
初代団地妻は白川和子でした。
この監督・主演コンビで作られた第2弾が、
「団地妻 しのび逢い」(1972年/西村昭五郎監督)
公開は4月29日。そこから僅か2ヶ月ちょいの7月8日に公開された第3弾が
「団地妻 忘れ得ぬ夜」(1972年/遠藤三郎監督)
2代目団地妻は宮下順子。
翌8月には、監督:西村昭五郎、主演:二條明美で「団地妻 昼下りの悶え」が、10月には監督:遠藤三郎、主演:宮下順子で「団地妻 女ざかり」が公開されています。
その後も団地妻シリーズにっかつのドル箱として作られ続け、1979年11月公開の「団地妻 肉欲の陶酔」(監督:伊藤秀裕、主演:鹿沼えり&古尾谷雅人)まで全20本が製作・公開されました。
AV全盛となった現在でも手を変え品を変え作られ続けています。
多くの場合、作品テーマは不倫・NTR・売春なので、乙ちゃん的には「巨乳と肉欲持て余したエロ女!」な感じの罵倒語だったのでしょう、多分。
★きさらぎ駅と言えば…
★団地妻と言えば…
★涎と言えば…
☜ランキング投票です。熟女感溢るる菫子さんの方が好みな方はワンポチを。
★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】