例えそこが表だろうが裏だろうが。
目の前にビーチがあれば、必要なものは酒と水着とアサルトライフル。
「裏世界ピクニック/第7話・果ての浜辺のリゾートナイト」(2021年2月15日深夜BS11放送/川奈可奈演出)
きさらぎ駅の怪異から九死に一生で表世界に帰り着いた鳥子と空魚。
喜んだのも束の間、そこは沖縄。
おいおいどうする?どう帰る?ま、とりあえず帰還祝いの宴会だ!
という訳で飲んで喰ってはしごして目覚めればホテル(そこそこ現金は持っていたんですね。鳥子はブラックなカードとか持っていそうですが)。
折角水着も買ったしビーチリゾートゴーアヘッド。
君ら、危険な目に遭いすぎてあちこち箍(タガ)が外れちまったんでねぇかい。
タクシー乗ってうつらうつら。はっと気付けば裏世界。
裏も表も関係ない!だって目の前に広がるのは白い砂浜、碧い海。ビーチリゾートゴーア(以下略)。
この車~砂浜~海~水平線と謎の建造物(ルルイエ?)を1枚に収めた縦絵の構図が素晴らしすぎ。タペストリーにして飾りたい。
水着に着替えてオリオンビールでまず乾杯。傍らには勿論マカロフ。
ここいら辺、話が繋がっていない感が半端ないですが、そこは目をつむって…。
『考えてみたら帰り、銃どうすればいいんだろ。
飛行機に持ち込めないよね』
『細かくバラして宅配便で送れないかな』
『無理でしょ。X線検査すると思うよ』
そんな時は先人の知恵。銃持って沖縄の空港突破と言えばダンカン先生。
まず素早くM16をX線探知機に投げ込んで…騒ぎになったら何食わぬ顔で拳銃入りバッグを抱えてゲートイン(「3-4X10月」より)。
この「ありえねー!」と「その手があったか!」の二重奏にはズーンと痺れましたが、真似するのはまぁ無理でしょうね。
飲んだら後はやっぱり試し撃ち…ってライフルかい!?
君ら米軍の備品ガメて来たんか? 原作とはエピの順番が異なるみたいだから、語られていない別の経緯があるのかもしれませんが…。
まずは空魚がバトルライフルドキュンバキュン。
自信ないですが、M27 IARあたりが怪しい感じ。
鳥子はやっぱりAKがお気に入りのようです。
楽しいビーチシューティングも長くは続かず、怪異様のご登場。
脱出のキーアイテムはきさらぎ駅に迷い込んだ時同様、八尺様のお帽子。
抜け出た先は再びどこぞの海岸。打ち上げ花火がトドンパドン(だからどこ?)。
どこか分からないけど、まずは生還祝いの宴会(以下略)…君ら、危険な目に遭いすぎてあちこち箍(以下略)。
で、きさらぎ駅に置いてきた在日米軍はいつ救出に行くんだい?
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2月17日は個性派監督生誕&誕生祭り。
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今日は凄いよ。なんたって福田純監督(1923~2000)、岡本喜八監督(1924~2005)、アレハンドロ・ホドロフスキー監督(1929~)、伊藤俊也監督(1937~)の誕生日!
もひとつおまけにマイケル・ベイ監督(1965~)も今日生まれだ。
カーニバル&フェスティバルな賑やかさ。
今回は、大監督たちのカルトな方向に傾いた問題あいや代表作をずずずいーっと。
まずは福田純監督。
続いて岡本喜八大先生。
どこをとってもカルトなホドロフスキー大明神。
伊藤俊也監督はこの作品で。
大監督と言うのは抵抗がありますが、特別に混ぜてあげますマイケル・ベイ。