『追伸。探してください』
置手紙を残してひとり魔王討伐の旅に出たアクア。
絶対やらんだろうと思っていた魔王討伐。え、やるの? 本当に?
「この素晴らしい世界に祝福を!16 脱走女神、ゴーホーム!」(2019年8月1日初版発行/暁なつめ著)
劇場版「紅伝説」公開直前の最新刊。
すぐにでも駄女神を追いかけたいところですが、現在カズマは魔王軍幹部セレナとの(体を張った)戦いでレベル1に格下げ状態。カエルに襲われても死ぬレベル。
しかもアクアがいない今、蘇生魔法も受けられない。死んだら終わり。即ゲームオーバー。
追跡はミツルギ&ゆんゆんの混成チームに任せて留守番を決め込みましたが…。
気分転換のジャイアント・トード討伐クエストで、レベル1になってもスキルが使えること、使い残しのスキルポイントが減っていないことを発見。
ん、まてよ。ってことはレベルを上げ下げしながら経験値を積めば無限にスキルポイントが溜められるって事か? それを能力と交換すればチート・カズマになれるんじゃ…。
早く追いついて欲しくてダラダラと歩を進めるアクア。魔王討伐に意欲を燃やす空気読めない天然タラシのイケメン・ミツルギ(うん、悪い奴じゃないけど、やっぱこいつ邪魔だわ)。
そして我儘駄女神とっつかまえて説教かますべく進撃を開始したカズマ、めぐみん、ダクネス。
目指すは魔王城…の手前にあるアクシズ教の総本山アルカンティリア。
今回はアクア単独移動(お供にセシリアが付きますが)、カズマ、バニル、ウィズのトリオによるダンジョン攻略など組み合わせが新鮮。
そして、めぐみんが名実ともに世界最強の魔法使いになるクライマックス。ここは、作者が投稿サイト時代から書きたいシーンだったそうで。
多分ここを描きたいが為の16巻だったんでしょう(ラスト3ページは即座に3回読み返しました)。
劇場版、楽しみです。