『…なあ、カズマ…お前は、めぐみんの事が好きなのか?』
俺の名は佐藤和真。
一時の色香や感情に流されたりはせず、そう簡単に重い責任を背負ったりはしない男だ。
“このすば”は所謂ラブコメからは距離を置いている(そういうのは薄い本に任せている)と思っていたので、このド直球なラブコメ展開はちょっと意外。
「この素晴らしい世界に祝福を!/第12巻 女騎士のララバイ【Blu-ray同梱版】」(2017年7月24日KADOKAWAより初版発行/暁なつめ著)
劇場版の報道を見たらむずむずと動画が見たくなり、同梱のBlu-ray目当てで中古を購入。
12巻という超中途半端な所から読み進める羽目になりましたが、これがなかなか好物な展開。
カズマと“仲間以上、恋人未満”の関係になりたいと申し出ためぐみん。経験値のどこをひっくり返しても女の子とのお付き合いデータがなく、対応に苦慮するカズマ。
『このままがいい』と願いながらカズマを盗られてしまうのが辛くて怖いダクネス。
『私じゃダメか…? …なあ、私じゃダメか…っ?』
“出会った時からぶっちぎりでダメだった”女、ダクネスが乙女街道を全力疾走。
ダメなのに愛おしい。
あーこりゃちゃんと原作読まないといかん流れだわ。取りあえずここから遡行してみるか。
原作信者の神経を逆なでする“展開を無視した喰い散らかし”パターンですが、KADOKAWA的には「釣れた!」なんでしょうね(すぐ買いに行きましたよ11巻。KADOKAWA、お前の勝ちだ!)。
本来の目的物だったBlu-ray「この素晴らしい世界に祝福を!2/第11話・この素晴らしい芸術に祝福を」はいつものメンバーのいつもの日常。本編1期クライマックスで登場したとあるキャラの過去が明かされます(うわあ、そこに繋がるのか、というオチが最低で笑えます)。
新作劇場版「この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説」(紅魔の里が舞台っぽい)は2019年公開予定(アバウトだな~)。