別ルートで大井川を堪能したリン綾乃となでしこがキャンプ場で合流。
牛祭りに興じた翌日は3人打ち揃いで寸又峡へ(いや目的地までは昨日同様別ルートなのですが…)。
最大観光吊り橋「夢のつり橋」
高さ8m、足元シースルー、中央部は揺れて揺られて。
そしてその奥には畑薙よりさらにヤバい吊り橋があると言う…。
夢のつり橋、渡り終わってハイ、ポーズ。
民家の上に跨り、川を渡ればSLが走っている「塩郷の吊橋」。
今回の旅は先行するバイク組(リン綾乃)が主として吊り橋巡り、追いかける電車組なでしこが主としてダム繋ぎでした。
ダムも吊り橋もパニック/サスペンスの王道小道具。どちらもその神髄を発揮するのは「壊れた」時。
となれば、話の流れ的に「ダム決壊選手権」か「吊り橋崩落選手権」。どちらにしようか悩みましたが折角なので両方やってしまいましょう。
まずはダム決壊選手権。
映画のダムは崩れてなんぼ。崩れ方は2種類。「わざと崩す」「自然に崩れる」。
「わざと壊す」で最初に思いつくのは、
「ナバロンの嵐」(1978年/ガイ・ハミルトン監督)
色合いがまるで違いますが「ナバロンの要塞」の続編です。ユーゴスラビアでドイツ軍に包囲されたパルチザンを救出するため、ネレトバの橋を破壊する…ために上流のダム(勿論ドイツ軍に占拠されている)破壊を画策しますが…。
「自然に壊れる(災害含む)」の筆頭は
「大地震」(1974年/マーク・ロブソン監督)
でしょう。本作の場合、山中のダムではないので、決壊が直接的二次災害に繋がっています。
おっともうひとつ「怪獣に壊される」ってのがありました。
ダムは特撮の見せ場。ミニチュアワークと演者(中の人/外の人)・操者の息が合わないとリアリティが伝わりません。該当作はたくさんありますが、やはり一番は
「モスラ」(1961年/本多猪四郎監督)
でしょう。フランキー堺の熱演が光ります。
次点として
「ウルトラQ/第13話・ガラダマ」(1966年3月27日放送/円谷一監督)
を挙げておきます。ダムの水はガラダマ着水時にあらかた溢れ出るか蒸発してしまったので、決壊というよりはガラモンのひとり破壊遊びという感じでしたが。
続いて「吊り橋崩落選手権」
吊り橋も「人一人がやっと渡れる」Sサイズのものから「車一台くらいなら何とか」なMサイズ、本格的建造物のLサイズまで規模様々。
Sサイズの代表は
「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」(1984年/スティーブン・スピルバーグ監督)
崩落原因は「自ら切り落とした」。
Mサイズ代表は毎度お馴染みのこちら。
「恐怖の報酬」(1977年/ウィリアム・フリードキン監督)
崩落原因は自重と老朽化と大雨と濁流。
そしてLサイズ筆頭は
「ファイナル・デッド・ブリッジ」(2011年/スティーヴン・クエイル監督)
崩落原因は死神のいたずら。
アニメだと「ひぐらしのなく頃に」とかでしょうか。
さて、次週は野クル余り者トリオのヤケクソキャンプのようです。「けいおん」でも先輩修学旅行の翌週は後輩お留守番模様というA面B面(←この例えはもう通じないんですねぇ)構成でした。
ヤケクソぶりに期待しましょう。
いやあ、これ「ゆるキャン△」のレビューでも何でもないな。決して本編が刺さらなかったから横っ飛びしたわけではありません。断じて。
って読み返したらタイトルも入ってないじゃないの。
「ゆるキャン△ SEASON3/第6話・それじゃあまた、いつか」(2024年5月9日TOKYO MX放送/永野孝明演出)
うむ…満足である。
★ご参考
★本日のTV放送【21:00~BS松竹東急/土曜ゴールデンシアター】