デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ドリュー堕落の前祝い。 炎の少女チャーリー

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ピアノ線で吊るした火の玉がまったり飛んでくる、という印象しかなかったのですが、観直したらいい感じの火球が結構な勢いで飛び交っていました。

ガラダマ乱れ撃ち。

「炎の少女チャーリー」

1984年/マーク・L・レスター監督)


ETで人気爆発したドリュー・バリモアの超能力モノ。9歳のドリューがめっちゃ可愛い。レオタードっぽい部屋着なんかロリコン卒倒。

ジョージ・C・スコットがドリューとの心中願望を持つロリコンの殺し屋という理解不能な役作りしちゃうくらいですから、その魅力は天井知らず。

でも、この頃から酒と麻薬と男に溺れていくんですよねえ、彼女(…遠い目)。

基本、アイドル映画なので、小難しい説明は無し。クライマックス以外でも景気良く爆発・炎上。マーティン・シーンやルイズ・フレッチャーなど脇が無駄に豪華なのも好感触。

脚本は “ピアノ線隕石”で有名な「メテオ」書いたスタンリー・マン

監督はこれで爆発に味をしめたのか、翌年“爆発見本市”「コマンドー」を撮っています。

製作はラウレンティス、原作はキング。音楽はタンジェリン・ドリーム。大盤振舞です。ドリュー堕落の前祝い。

雰囲気は「キャリー」よりも「フューリー」や「スポンティニアス・コンバッション」に近いですね。

演出の稚拙さ、特撮のショボさを指摘する声が多いですが、「クロスファイア」の100倍は楽しめました(←多分極めて少数意見)。

★ご参考