デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【物乞いは御免だ】男たちの挽歌【二人で巻き返そう!】

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『ペコペコするのは嫌だ。物乞いは御免だ。お前が出てくるのを3年待った。3年だ! 失くしたものを取り戻したい。二人で巻き返そう!』

号泣です。

 

男たちの挽歌(1986年/ジョン・ウー監督)


豪快かつあり得ないカチコミを描いた続編も男汁滾ってますが、ツイ・ハークが担当したという前半の編集がグタグタなのが難点。

その点、1作目は編集も音楽もビシっと決まった男泣きの名作です。

偽札製造グループの幹部ホー(ティ・ロン)が取引先に嵌められて投獄。

単身関係者皆殺しの報復を行うも脚に大怪我を負った友人マーク(チョウ・ユンファ)。

ホーの弟キッド(レスリー・チャン)は兄の仕事を知らず刑事の道へ。

出所したホーが見たのは落ちぶれ果てた友の姿。

『脚のことは手紙に書いてなかったな…』

この時のユンファの表情が最高。何度観ても嗚咽が漏れます。

カタギになろうとするホーとそれを許さない組織。

一発逆転の巻き返しを図るマークと兄を許さず組織壊滅を目指すキッド。

全てを巻き込んで怒涛のクライマックスへ。

で、このチョウ・ユンファがハリウッド版「ドラゴンボール」で亀仙人を演るらしいのですが・・・大丈夫か?