『長生きして。君が生きていれば、それだけでこの星は素敵』
涎と鼻血と爆尿で固めたような話なのに、いきなりこういう台詞が入るから油断も隙もありません。
「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPSODEⅡ ロシアより愛をこめて」(2001年/宮坂武志監督)
17歳になったカオルちゃん(しつこいようですが竹内力です)は、全国総番を目指して地方行脚の旅に出ます。
そして出会ったロシア最強の男アリョーシャ・カラマーゾフ18歳(通天閣に憧れてサハリン最南端から泳いで日本に来た大馬鹿野郎。演じるは崎山凛、当時38歳)。
カオルを追う倉本(田口トモロヲ)とアリョーシャの妹ナターシャが合流して岸和田最終決戦へ。
「ロシアより愛をこめて」と言うよりは「サンダ対ガイラ」です。
冒頭の台詞はナターシャに淡い恋心を抱く警官チュー太(金山一彦)がロシア語で告白する場面のもの。本筋とは全然関係ないですが、いい台詞だなあと思います。