プレデリアンとクリーナーの戦いが局地戦から市街戦に移行するまでの40分がすげー退屈。
「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」
(2007年/コリン&グレッグ・ストラウス監督)
(2007年/コリン&グレッグ・ストラウス監督)
そもそもこっちの観たいのは、本能の赴くままに繁殖するエイリアンと、人間の迷惑なんぞ知ったこっちゃねえ!とばかりに破壊と殺戮を繰り広げるプレデター、足止めもできずに壊滅する軍隊と訳も分からず死んでいく一般市民という地獄絵図であって、人間側のくーだらない日常なんかどうでもいいのよ。
それを半端に薄っぺらい群像劇形式にしたもんだからドラマが走らない走らない。
ただでさえ無駄に登場人物が多く、複数のエピが並走する上にどのエピソードも面白くない(田舎町のイジメられっ子オタクの悲惨な日々とか冗談にも程がある)という脚本の酷さに加えて、画像が暗い&チャカチャカした編集で誰と誰が何をしているのか分からないという駄目駄目映像(正に「下痢腹に浣腸」)。
挙句にラストが(ゲーム版)「バイオハザード3」の丸パクリ(正確には、エイリアンの原案書いたダン・オバノンが監督したバタリアンの影響を受けて、後にAVP1作目監督のP.アンダーソンが監督することになるバイオハザードのゲーム版3作目の丸パクリ)ってのはどういうこと?
スケールの小ささに唖然としたものの、一部遺跡マニアを狂喜させた前作の方が、まだ話としてはまとまっていた気がします。
「ターミネーター2」ばりの思わせぶりさで終わるんで当然「3」があるのでしょう。あまり期待は出来ませんが・・・。