
「ザ・ショック」の所で「素晴らしいショックシーンがひとつでもある映画は素晴らしい映画だ」と書きましたが、これもそのクチ。
「サンゲリア」(1979年/ルチオ・フルチ監督)
イタリア公開時のタイトルは何故か「ゾンビ2」。
話も時間軸も繋がってない「ゾンビ」の続編を勝手に作ってしまったと。流石イタリア。
で、邦題は何故か「サンゲリア」。バッタもんの誉れを上塗り。流石、東宝東和。
サンゲリアと言えば、「ゾンビ対ジョーズ」、「木片眼球突き刺さり1カット撮り」など心温まるシーンが有名ですが、やはり白眉はラストのマンハッタン侵攻シーンでしょう。
ブルックリン橋を埋め尽くす(反対車線は見なかったことにしてください)ゾンビの隊列が粛々とマンハッタン島に向かうラストのなんという美しさ。
哀愁漂うメインテーマもナイス。やはりデストピアは美しくないと。
※関連:「ゾンビ」→2008年1月1日
「ザ・ショック」→2008年5月16日