惜しいなあ。
「デス・マングローヴ ゾンビ沼」
(2008年/ホドリゴ・アラガオン監督)
(2008年/ホドリゴ・アラガオン監督)
ここは南米ブラジル熱帯雨林。
5月18日にご紹介した「吸血怪獣チュパカブラ」と同じ前振りになってしまいましたが、同じ監督の作品なのでご容赦を。
ここは南米ブ(以下略)。かつては緑生い茂り蟹と貝と魚で溢れていたマングローヴ。
今は環境汚染が進み、生物は激減。村は極貧の嵐。妙な疫病も流行って、今喰っているものも蟹なのか蟹に似た何かなのか…。
ただでさえドン詰まりな状態なのに、沼からは次々とゾンビが…。
恋にも喧嘩にも臆病な青年ルイスはゾンビから逃げ延びられるのか、そして死線の最中、恋焦がれるハルケに愛の告白ができるのか、がお話の骨子なのですが、見所は特殊メイク。
兎に角、特殊効果に気合入りまくり。
ヌルヌルぐちょぐちょ腐る捥(も)げる千切る。血糊水芸スプリンクラー。意味も無く駒撮りダイナラマまで繰り出す悪ノリぶり。
ルチオ・フルチ認定サンゲリア選手権なんてものがあれば、間違いなく優勝でしょう。
これで編集がまともでアングルがそれなりで演技の出来る役者使えてもうちょっと短くてビデオ撮りでなければ、手作り感とゾンビ愛溢るる佳作になったかもしれません。
いやホント惜しい。