デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

すまん! これは駄目だ! トランスフォーマー

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うむむ。これは原作直撃世代と5歳以下限定なのかもしれません。

トランスフォーマー

(2007年/マイケル・ベイ監督)


カタール米軍基地に謎の軍用ヘリが飛来、瞬く間にロボットに変形して一気に基地を殲滅するオープニングは物凄くいいです。

「おお!スターシップ・トゥルーパーズか?!」

この緊迫アクションがゆる~いラブ・コメに移行する前半もまあ良しとしましょう。

肝心の変形ロボット軍団が登場してからがどうにもこうにも。

「ドリフのコントかよ!?」的ドタバタギャグの連打で完全に戦意喪失。

まあ原作愛好者が「これでいい」と言っているようなので、部外者がケチをつけるのもなんですが、アニメ=子供向けだからストーリー不要、という訳でもないでしょう。

ウリの変形アクションも、元々CGに大した関心がないので、「スゲエ!」と言うよりは「あー、ゴチャゴチャしてうるせえ」という製作者ガッカリな感想しか出てきません(そうです、私はオジサンです)。

ただ、無駄に人を殺さない(人の死で無理矢理感動させようとしない)所は好感が持てました。音楽のスティーヴ・ジャブロンスキーはいい仕事しています。