
『善良なゴブリン…探せばいるかもしれん。だが人前に出てこないゴブリンだけが良いゴブリンだ』
「スターシップ・トゥルーパーズ」の『死んだバグだけが良いバグだ』に比べれば優しい台詞でしょうか?

何かあった時とは勿論、物言わぬ骸になった時。
晴れて初級冒険者となった神官にパーティ参加のお誘いが。
メンバーは全員白磁。討伐相手はゴブリン。村を襲い食料を奪い、娘を攫って行ったという。

ロクな準備もせず相手をナメてかかるとどうなるか。このやられっぷりのエグイこと。剣士は解体、女魔法使いは毒で倒れて、女武闘家はゴブリンの凌辱の餌食に(女神官は座り失禁)。

エグいわぁ、何か西村寿行の小説を読んでいるようだ…。
これは「喰霊-零-GAREI-ZERO」第1話の全滅エンド再来か、と思った所で主役登場。
全身鎧と兜に包まれたその男は…。

ゴブリンを狩るためだけの戦略・戦術・武器。一分の無駄もない冷徹な“処理”。
クエスト初体験で初めての仲間を全員失った女神官。その後は…

『あの…今日も?』『ゴブリンだ。来るのか?』『はい!』
まるで映画のようなエンドクレジット。かっちょいいです。