デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【みんな違うから】ゴブリンスレイヤーⅡ ♯1-4【世の中は面白い】


(ゴブリンを皆殺しにできれば、どんなに気持ちが晴れるだろう。だけれど…そう、だけれど、だ)俺はゴブリンスレイヤーじゃねえ!』

『あなた別にオルクボルグじゃないんだから、(ゴブリンを皆殺しにしなくても)いいの!みんなが違う事考えて、違う風にするから、世の中ってのは面白いんだもの』

『あんたの真似するのは癪だから絶対やらねー。俺は…ドラゴンスレイヤーになってやる!』

『俺は…冒険者になりたかった』


交錯と拒絶と継承と。

『なんか、嬉しそうだね』

『そう見えるか』

『見えない訳ないでしょ』

『そうか』

『キミのこと、分からない訳がないのですよ。良い事、あったんだ』

『ああ、とても良い事だ』


鉄兜越しでも感情が見える。それは正妻の特権。

ゴブリンスレイヤーⅡ/第1~4話」(2023年10月TOKYO MX放送/尾崎隆晴総監督)

今期一番期待だったのですが、出てきた新キャラが不愉快千万なクソガキだったので、ご紹介の筆が進みませんでしたが、4話でめでたく退場(乾杯!)。

1期が魔人王を倒した勇者たちが「お祭り」に向かう所で終わっていたので、てっきり収穫祭から始まるものだと勝手に思っておりました。

勇者とのニアミスやギルド受付嬢とのお祭りデート、1期で受付嬢(等級審査官兼務)とゴブリンスレイヤーに不正を見抜かれ降格された事を逆恨みした圃人斥候の襲撃(速攻返り討ち)と華々しくも盛り沢山なエピソードなので1話に持って来いだと期待していたので、ギャップのデカさに凹んでしまいました。

最初の見せ場となるべきレギュラー陣によるゴブリン討伐シーンは丸々カット(ヘトヘトになって戻って来た所👇にホップスキップジャンプ)。


本当なら、隧道で地上に向かって穴をあけた上で、《転移》の巻物(スクロール)で海水を呼び込んで水没させ、潮流に呑まれながら脱出、というスペクタクルな場面があったのですが。


このシーンがないから4話で池の真下の洞窟でゴブリンと戦っている時の

『上だ、上に穴をあけろ』

『またかいな』

『また巻物使うんじゃないでしょうね』

という会話がイミフになっちゃってます。

2期からアニメーション製作がWHITE FOXからライデンフィルムに変更になっていますが、戦闘シーンの作画にいまひとつ気合が感じられないのが不安要素ではあります。

 

おまけ

クソガキくん(1期第1話で自信満々にゴブリンの巣穴に入り、毒刃喰らって倒れ、ゴブリンスレイヤー介錯を頼んで死んだ「眼鏡を掛けて杖を手に持つ女性の魔術師」の弟という設定だったのですが激しくどうでもいいです)はこのまま退場で無問題ですが、共に辺境の街を後にした「圃人(レーア)の少女」は可愛かったので、是非再登場をお願いします。


★2期1話でチラっと映った令嬢剣士 (現女商人)が登場したOVAはこちら。

 

 

 

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