正しい発音は「ボマー」なんでしょうが、ここは断然「ボンバー」です。
「マッドボンバー」
(1972年/バート・I・ゴードン監督)
手製の爆弾で公共施設を次々爆破するマッドボンバー。
手がかり無し。目撃者は犯行現場に偶然居合わせた連続強姦魔ただ一人。
連続爆弾魔に「デビルズ・ゾーン」のマネキンおじさんチャック・コナーズ、連続強姦魔に「悪魔の沼」のワニおじさんネヴィル・ブランド、鬼警部に「ベン・ケーシー」ヴィンセント・エドワーズという一度見たら忘れられない素敵な面子。
前年の「ダーティ・ハリー」を意識しているのは明らかですが、いかんせんコナーズとブランドのキャラが立ちすぎで警部が全く目立ちません。
特にブランドは奥さん(メガネっ娘)のお手製ポルノフィルム見ながら自慰の絶頂で爆死という最高の死に様を見せてくれます。
モンタージュがいつの間にかチャック・コナーズそのものになっちゃったり、突っ込み所はたぁくさんあるのですが、このアバウトさがいいんです。リメイクなんかするなよ。