デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

分かってねえなヤン。 ホーンティング

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ホーンティング」「ホーンテッド」「ホーンテッド・ハウス」「ホーンテッド・マンション」「たたり(原題:ホーンティング)」「TATARI(原題:ハウス・オブ・ホーンテッド・ヒル)」・・・嗚呼、もう何が何やら。

ホーンティング」(1999年/ヤン・デ・ボン監督)

恐怖心理の臨床実験のため、人里離れた豪邸「ヒル・ハウス」に行ったら、家が難有り物件で大騒ぎ。

ロバート・ワイズの「たたり」のリメイクですが、CGで何でも出来るからって何でも視覚化しちゃ駄目だろヤン・デ・ボン

「スピード」の時も思いましたが、この人本当に「分かってません」。

ディズニー系ファンタジー撮りたいんならこれでもいいけど、違うだろ?

恐怖心理の実験なのに、観ているこっちはビタ一文恐怖を感じません。ヤン君は罰として「ヘルハウス」100回観直しの刑ですね。

被験者引き連れる心理学者を「ダークマン」「シンドラー」「クワイ・ガン・ジン」の顔を持つリーアム・ニーソンが演じてますが、あまりの存在感の無さにキャリア丸潰れ。

(ほとんどCGかも知れませんが)この屋敷のセットでゲーム版「バイオハザード」の1作目映画化したら面白いだろうな、と思いました。美術スタッフはいい仕事してます。

※参考:「ヘルハウス」→2008年1月28日